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医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第5.2版(別冊)(令和4年3月)[2,057KB] (49 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000516275_00002.html
出典情報 医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第5.2版(令和4年3月)(3/31)《厚生労働省》
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先への連絡」及び「影響度の確認」である。
③ 業務再開フェーズ
BCP を発動してから、バックアップサイト・手作業等の代替手段により業務を再開し、
軌道に乗せるまでのフェーズで、代替手段への確実な切り替え、復旧作業の推進、要員
等の人的資源のシフト、BCP 遂行状況の確認、BCP 基本方針の見直しがポイントである。
最も緊急度の高い業務(基幹業務)から再開する。
具体的項目は「人的資源の確保」、
「代替施設及び設備の確保」、
「再開/復旧活動の両
立」及び「リスク対策によって新たに生じるリスクへの対策」である。
④ 業務回復フェーズ
最も緊急度の高い業務や機能が再開された後、さらに業務の範囲を拡大するフェーズ
で、代替設備や代替手段を継続する中での業務範囲の拡大となるため、現場の混乱に配
慮した慎重な判断がポイントとなる。
具体的項目は「拡大範囲の見極め」、「業務継続の影響確認」、「全面復旧計画の確認」
及び「制限の確認」である。
⑤ 全面復旧フェーズ
代替設備・手段から平常運用へ切り替えるフェーズで、全面復旧の判断や手続きのミ
スが新たな業務中断を引き起こすリスクをはらんでおり、慎重な対応が要求される。
具体的項目は「平常運用への切り替えの判断」、
「復旧手順の再確認」、
「確認事項の整
備」及び「総括」である。
⑥ BCP の見直し
正常な状態に復帰した後に、BCP に関する問題点や見直しを検討することが必要であ
る。実際の非常事態においては、通常では予想し得ないような事象が起こることも少な
くない。実際の対応における成功点、失敗点を率直に評価、反省し、BCP の見直しを行
い、次の非常時に備えることが重要である。
(2) 医療情報システムの非常時使用への対応
別冊における解説はない。
(3) サイバー攻撃を受けた際の対応
ランサムウェアを考慮した対策を検討するに際しては、NISC の「ランサムウエアに
よるサイバー攻撃に関する注意喚起」(2021 年 4 月 30 日)などが参考になる。

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