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産科診療所の特別調査 (19 ページ)
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出典情報 | 産科診療所の特別調査(12/5)《日本医師会総合政策研究機構》 |
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損益分岐点比率
2022 年度と 2023 年度の損益分岐点比率を試算すると、2022 年度は 96.4%、2023
年度は 97.5%で 1.1 ポイント上昇していた10。一般に、損益分岐点比率が 90%を超え
ると経営的な危険水域と言われており、産科診療所での厳しい経営状態を示している
11。
図表 2-33
損益分岐点比率 の変化
損益分岐点比率の変化(n=191)
100.0%
96.4%
97.5%
80.0%
60.0%
40.0%
20.0%
0.0%
2022年度
2023年度
図表 2-34 【参考】対象施設の特性
n=161
2023年度
延べ入院患者数 対前年度比
-1.5%
延べ外来患者数 対前年度比
-1.3%
n=188
平均届出病床数
平均入院患者数(調査日)
15.4
7.0
病床利用率
45.8%
分娩取扱件数
364
帝王切開件数
58
10 損益分岐点比率は実際の医業収益に対して損益分岐点医業収益がどの程度の割合になっているかという
指標で、
「固定費/(1-(変動費/医業収益)
)/医業収益」
。ここでの固定費は給与費、減価償却費、その他医
業費用とし、変動費は医薬品費、材料費、委託費とした。
11 過去の経営調査では、中医協「第 24 回医療経済実態調査報告 令和 5 年実施」では産婦人科(n=31)の経
常利益率は 2021 年度 5.2%、2022 年度 2.8%、補助金を除くとそれぞれ 4.7%、2.7%。日医総研「2023
年 有床診療所の現状調査」日医総研 WP no.479(江口成美)では産婦人科(n=32 )の経常利益率は 2021
年度 6.5%、2022 年度 2.1%、補助金を除くとそれぞれ 5.6%、1.4%。
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2022 年度と 2023 年度の損益分岐点比率を試算すると、2022 年度は 96.4%、2023
年度は 97.5%で 1.1 ポイント上昇していた10。一般に、損益分岐点比率が 90%を超え
ると経営的な危険水域と言われており、産科診療所での厳しい経営状態を示している
11。
図表 2-33
損益分岐点比率 の変化
損益分岐点比率の変化(n=191)
100.0%
96.4%
97.5%
80.0%
60.0%
40.0%
20.0%
0.0%
2022年度
2023年度
図表 2-34 【参考】対象施設の特性
n=161
2023年度
延べ入院患者数 対前年度比
-1.5%
延べ外来患者数 対前年度比
-1.3%
n=188
平均届出病床数
平均入院患者数(調査日)
15.4
7.0
病床利用率
45.8%
分娩取扱件数
364
帝王切開件数
58
10 損益分岐点比率は実際の医業収益に対して損益分岐点医業収益がどの程度の割合になっているかという
指標で、
「固定費/(1-(変動費/医業収益)
)/医業収益」
。ここでの固定費は給与費、減価償却費、その他医
業費用とし、変動費は医薬品費、材料費、委託費とした。
11 過去の経営調査では、中医協「第 24 回医療経済実態調査報告 令和 5 年実施」では産婦人科(n=31)の経
常利益率は 2021 年度 5.2%、2022 年度 2.8%、補助金を除くとそれぞれ 4.7%、2.7%。日医総研「2023
年 有床診療所の現状調査」日医総研 WP no.479(江口成美)では産婦人科(n=32 )の経常利益率は 2021
年度 6.5%、2022 年度 2.1%、補助金を除くとそれぞれ 5.6%、1.4%。
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