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産科診療所の特別調査 (28 ページ)
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出典情報 | 産科診療所の特別調査(12/5)《日本医師会総合政策研究機構》 |
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赤字施設割合のシミュレーション
将来、仮に分娩料が低下することがあれば、当然ながら赤字の割合は増加する。一
定の仮定をおいて、分娩料がもし現在より一律に 50,000 円減少するとした場合のシミ
ュレーションを行った12。結果は、赤字施設の割合が現在の 42.4%(図表 2-17 参照)
から 60.8%に上昇した。このシナリオ下では多くの施設が分娩から撤退することが危
惧される。
一方、仮に分娩料が 50,000 円増額するとした場合は、赤字施設の割合が 29.0%とな
った。
図表 3-1 分娩料の増減と赤字割合のシミュレーション① 50,000 円減少
(法人 n=186)13
2023年度経常利益率 シミュレーション①(n=186)
%
60.8%
(%)
30.0
25.0
20.0
15.0
10.0
5.0
0.0
25.8
13.4
17.7
10.2
11.8
11.3
5.4
4.3
-15%
-15~
-10~
-5~
0~
5%~
10%~
15%
未満
‐10%
-5%
0%
5%
10%
15%
以上
図表 3-2 分娩料の増減と赤字割合のシミュレーション② 50,000 円増加
(法人 n=186)
2023年度経常利益率 シミュレーション②(n=186)
%
(%)
30.0
25.0
20.0
15.0
10.0
5.0
0.0
29.0%
22.6
7.5
18.8
17.7
11.8
11.3
5.4
4.8
-15%
-15~
-10~
-5~
0~
5%~
10%~
15%
未満
‐10%
-5%
0%
5%
10%
15%
以上
12 各施設の 2023 年度の正常分娩数を用いて試算を行った。その他の収益、費用等は変わらないと仮定し
た。
13 財務対象の医療法人施設のうち分娩件数を記入していない施設が 5 施設あった。
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将来、仮に分娩料が低下することがあれば、当然ながら赤字の割合は増加する。一
定の仮定をおいて、分娩料がもし現在より一律に 50,000 円減少するとした場合のシミ
ュレーションを行った12。結果は、赤字施設の割合が現在の 42.4%(図表 2-17 参照)
から 60.8%に上昇した。このシナリオ下では多くの施設が分娩から撤退することが危
惧される。
一方、仮に分娩料が 50,000 円増額するとした場合は、赤字施設の割合が 29.0%とな
った。
図表 3-1 分娩料の増減と赤字割合のシミュレーション① 50,000 円減少
(法人 n=186)13
2023年度経常利益率 シミュレーション①(n=186)
%
60.8%
(%)
30.0
25.0
20.0
15.0
10.0
5.0
0.0
25.8
13.4
17.7
10.2
11.8
11.3
5.4
4.3
-15%
-15~
-10~
-5~
0~
5%~
10%~
15%
未満
‐10%
-5%
0%
5%
10%
15%
以上
図表 3-2 分娩料の増減と赤字割合のシミュレーション② 50,000 円増加
(法人 n=186)
2023年度経常利益率 シミュレーション②(n=186)
%
(%)
30.0
25.0
20.0
15.0
10.0
5.0
0.0
29.0%
22.6
7.5
18.8
17.7
11.8
11.3
5.4
4.8
-15%
-15~
-10~
-5~
0~
5%~
10%~
15%
未満
‐10%
-5%
0%
5%
10%
15%
以上
12 各施設の 2023 年度の正常分娩数を用いて試算を行った。その他の収益、費用等は変わらないと仮定し
た。
13 財務対象の医療法人施設のうち分娩件数を記入していない施設が 5 施設あった。
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