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2024年度 特別養護老人ホームの人材確保に関する調査について (10 ページ)
出典
公開元URL | https://www.wam.go.jp/hp/keiei-report-r6/ |
出典情報 | 2024年度 特別養護老人ホームの人材確保に関する調査について(3/7)《福祉医療機構》 |
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2024-012
給与等の引上げ4を行った雇用形態は、正規職
を行った割合が高かった非正規職員をみると、
員が 43.5%、非正規職員が 94.2%、派遣職員が
引上げ額の中央値は 4,400 円であった。あくま
4.5%であった。正規職員については、最低賃金
で試算になるが、たとえば一月当たり 88 時間勤
を上回るためだけでなく、その引上げに伴う俸
務の場合、時給を 50 円引き上げたこととなる。
給表の見直しで全体のベースアップを行ったケ
年間に換算すると一人当たり 52,800 円となる
ースも含めて集計したため、高くなっていると
が、この金額には社会保険料・賞与は含めてい
思われる。一方、非正規職員については、最低賃
ないため、実際の負担はさらに大きいだろう。
金もしくはそれに近い水準で雇用していたため、
(図表 19)雇用形態別
均引上げ額(中央値)
時給の引上げの対応を行ったケースが多いので
はないだろうか。
一人一月当たり平
(単位:円)
続いて、給与等の引上げを行った施設に対応
方法を聞いたところ、84.1%が「法人・施設自ら
正規職員(n=177)
5,000
非正規職員(n=277)
4,400
派遣職員(n=13)
8,000
の財源を工面して(持出しで)対応」と回答した
(図表 18)。
(図表 18)給与等の引上げの対応方法
政府の方針では、2030 年代半ばまでに最低賃
法人・施設自らの財源を工面して(持出しで)対応
国や自治体による支援金・補助金等により対応
支給総額は変えず、賞与等の一部を基本給等に振替え
その他
2.6% 2.5%
(n=797)
金の全国加重平均額を 1,500 円まで引き上げる
と掲げている。1 年間のスパンでは経営上のイ
ンパクトがそこまで大きくなくても、この流れ
が続くと経営に大きな影響を及ぼす恐れもある。
10.8%
今後見込まれる最低賃金のさらなる上昇に対
する対応について、自由記述で意見や考えを求
84.1%
めたので、一部を紹介する。
最低賃金の引上げに関する意見・要望 ※一部抜粋
① 介護報酬の改定(増加)をしないと賃金上昇は不可
能。しかし、利用者にとっては利用料の増加が起き
ること、また、ユニット型施設のため多床室より利
用料がただでさえ高いため、将来に不安があります
② 処遇改善加算のさらなる拡充を望みます。その際
は、施設で働くすべての職員への改善が可能なもの
として欲しいです
③ 給食業者の人件費が上がることにより給食費が上
がる。食材費の高騰も併せて考え、食費の改定を行
って欲しい
④ 非正規職員の時給上昇に伴い、正規職員の賃金バラ
ンスも考慮しなければならず財源確保の負担増
⑤ 保育士と同じように毎年人事院勧告に連動させる
か、毎年介護報酬改定を行うよう法改正しないと事
業の継続可能性が担保できないと考える
一方、今回最低賃金の引上げを行わなかった
施設にその理由を聞いたところ、2024 年度の介
護報酬改定前から改定後の最低賃金を上回って
いた施設が 47.8%、2024 年度介護報酬改定のベ
ースアップにより上回った施設は 48.5%と、ほ
ぼ半数ずつという結果だった。
また、今回調査では、給与等の引上げの詳細
を把握するため、職員一人一月当たりの平均引
上げ額を調査した(図表 19)。もっとも引上げ
4 派遣職員の場合は、派遣料金(派遣職員の賃金のほか、派遣会社が負担する社会保険料等が含まれる)の引上げについて回答
Copyright ⓒ 2025Welfare And Medical Service Agency (WAM). All rights reserved.
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給与等の引上げ4を行った雇用形態は、正規職
を行った割合が高かった非正規職員をみると、
員が 43.5%、非正規職員が 94.2%、派遣職員が
引上げ額の中央値は 4,400 円であった。あくま
4.5%であった。正規職員については、最低賃金
で試算になるが、たとえば一月当たり 88 時間勤
を上回るためだけでなく、その引上げに伴う俸
務の場合、時給を 50 円引き上げたこととなる。
給表の見直しで全体のベースアップを行ったケ
年間に換算すると一人当たり 52,800 円となる
ースも含めて集計したため、高くなっていると
が、この金額には社会保険料・賞与は含めてい
思われる。一方、非正規職員については、最低賃
ないため、実際の負担はさらに大きいだろう。
金もしくはそれに近い水準で雇用していたため、
(図表 19)雇用形態別
均引上げ額(中央値)
時給の引上げの対応を行ったケースが多いので
はないだろうか。
一人一月当たり平
(単位:円)
続いて、給与等の引上げを行った施設に対応
方法を聞いたところ、84.1%が「法人・施設自ら
正規職員(n=177)
5,000
非正規職員(n=277)
4,400
派遣職員(n=13)
8,000
の財源を工面して(持出しで)対応」と回答した
(図表 18)。
(図表 18)給与等の引上げの対応方法
政府の方針では、2030 年代半ばまでに最低賃
法人・施設自らの財源を工面して(持出しで)対応
国や自治体による支援金・補助金等により対応
支給総額は変えず、賞与等の一部を基本給等に振替え
その他
2.6% 2.5%
(n=797)
金の全国加重平均額を 1,500 円まで引き上げる
と掲げている。1 年間のスパンでは経営上のイ
ンパクトがそこまで大きくなくても、この流れ
が続くと経営に大きな影響を及ぼす恐れもある。
10.8%
今後見込まれる最低賃金のさらなる上昇に対
する対応について、自由記述で意見や考えを求
84.1%
めたので、一部を紹介する。
最低賃金の引上げに関する意見・要望 ※一部抜粋
① 介護報酬の改定(増加)をしないと賃金上昇は不可
能。しかし、利用者にとっては利用料の増加が起き
ること、また、ユニット型施設のため多床室より利
用料がただでさえ高いため、将来に不安があります
② 処遇改善加算のさらなる拡充を望みます。その際
は、施設で働くすべての職員への改善が可能なもの
として欲しいです
③ 給食業者の人件費が上がることにより給食費が上
がる。食材費の高騰も併せて考え、食費の改定を行
って欲しい
④ 非正規職員の時給上昇に伴い、正規職員の賃金バラ
ンスも考慮しなければならず財源確保の負担増
⑤ 保育士と同じように毎年人事院勧告に連動させる
か、毎年介護報酬改定を行うよう法改正しないと事
業の継続可能性が担保できないと考える
一方、今回最低賃金の引上げを行わなかった
施設にその理由を聞いたところ、2024 年度の介
護報酬改定前から改定後の最低賃金を上回って
いた施設が 47.8%、2024 年度介護報酬改定のベ
ースアップにより上回った施設は 48.5%と、ほ
ぼ半数ずつという結果だった。
また、今回調査では、給与等の引上げの詳細
を把握するため、職員一人一月当たりの平均引
上げ額を調査した(図表 19)。もっとも引上げ
4 派遣職員の場合は、派遣料金(派遣職員の賃金のほか、派遣会社が負担する社会保険料等が含まれる)の引上げについて回答
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