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【資料1-3】(3)リハビリテーション・個別機能訓練、栄養、口腔の実施及び一体的取組に関する調査研究事業_結果概要(案) (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_50970.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会 介護報酬改定検証・研究委員会(第30回 3/31)《厚生労働省》
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(3).リハビリテーション・個別機能訓練、栄養、口腔の実施及び一体的取組に関する調査研究事業
A. ヒアリング調査
○ ヒアリング調査は、アンケート調査の結果を踏まえて、一体的取組や口腔衛生の管理体制(運営基準)に関する効果や課題の詳細
を把握することを目的として実施した。
⚫ 一体的取組の効果
カテゴリー

ケアの質

利用者の
状態

主なヒアリング内容
ミールラウンド時に管理栄養士・看護師・介護職員が話をするようになったため、利用者の状態をより多角的に評価できるよ
うになった。(介護医療院)
一体的様式を確認することで、当該利用者のケアプランの援助方針を概観でき、ケア全体の流れを把握できるようになった。
ケア提供
(介護老人福祉施設)
他職種が立てる計画の内容を見ることができ、個別機能訓練で重視される生活機能の維持向上を目的としたケアの検討に
近づいた。(介護老人福祉施設)
専門職同士の連携が深まり、各職種の役割が明確化された。そのことで、特に介護職員が自身の役割を認識し、役割を全
ケア意識
うする意識が強まった。(介護老人福祉施設)
多職種合同カンファレンスを通じて、介護士の意識、スキルが向上した。具体的には、介護士が利用者の口腔について義歯
ケアスキル の様子を気にかけられるようになったり、リハ職が作成した写真付きの手順書をベッドサイドに掲示すること等により、どの
介護職員も同様に質の高いケアを実施できるようになった。(介護医療院)
栄養状態のリスクに気づいていても今までは対応が難しかったが、管理栄養士が介入できるようになったため、早期に対策
ができるようになった。(介護医療院)
予防
食事の摂取量や口腔の汚れ等の多面的な情報が統合されるため、誤嚥性肺炎の予防等に取り組むことができている。
(介護老人福祉施設)
合同カンファレンスで、体重・栄養状態の確認と高カロリー食の対応について多職種で議論してケアを実施したところ、褥瘡
状態改善
の症状が改善した。(介護医療院)
多職種で連携してアセスメント・検討しながら対応することで、ターミナル期においても、安全性を確保しつつ経口摂取を提供
ターミナルケア
できている。(介護医療院)

⚫ 口腔衛生の管理
カテゴリー
主なヒアリング内容
実施体制の 連携方法の
協力歯科医療機関との窓口、施設内部への情報共有を担当する施設側のコアメンバーを定めた。(介護老人福祉施設)
構築
確認
言語聴覚士を中心に、全職員、地域のケアマネージャー・高齢者に対し、口腔や摂食嚥下の改善につながるケアの研修を
実施している。(介護医療院)
工夫
理解促進
日頃のコミュニケーションの中で、歯科衛生士から介護職員に対し、口腔の専門知識に基づく情報発信や説明を根気強く続
けている。(介護医療院)
理解促進 口腔の専門知識に基づく情報を介護職員にわかりやすく説明し、理解してもらうことが難しい(介護医療院)
課題
効率的な運用各職種の業務時間がひっ迫しており、効率的な運用方法を課題に感じている。(介護老人保健施設)
ケアの質

効果

利用者の状態

利用者家族に対し、歯科衛生士以外から、口腔ケアについて説明できるようになった。(介護医療院)
誤嚥性肺炎による入院の件数が大きく減少した。(介護老人福祉施設)
食形態が改善した利用者がいる。(介護老人保健施設)

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