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資料1  外来機能報告等の施行に向けた検討について (100 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_22449.html
出典情報 第8次医療計画等に関する検討会 外来機能報告等に関するワーキンググループ(第5回 11/29)《厚生労働省》
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これまでの議論を踏まえた検討の方向性(医療資源を重点的に活用する外来を地域で基幹的に担う医療機関)②
WGにおける議論

紹介率・逆紹介率

・紹介率・逆紹介率は、地域医療支援病院、特定機能病院、診
療報酬の計算式が異なり、どれを使うか明確にする必要。
・紹介・逆紹介率について数値が公表されると全国や地域間
での比較をされるので、専門外来であってもかかりつけ医機
能を同時に持つ医療機関の場合など、地域性などを踏まえて
丁寧な説明が必要。
・地域医療支援病院との違いが分かりにくくなるので、紹介
率・逆紹介率の議論に偏らない方がいいのではないか。
・地方では、医療機関が少なく、紹介率・逆紹介率を満たせな
いという問題。地域性を反映できるようにする必要。
・医療資源を重点的に活用する外来を地域で基幹的に担う医
療機関は、紹介・逆紹介が基盤になっている必要があり、紹
介率・逆紹介率は重要。

個別論点

・病院単位でやって例外規定で対応するのは難しく、診療科
で、医療資源を重点的に活用する外来を取りあげる必要。
・病院に複数の診療科があり、1つの診療科が高度な外来又は
透析のような高額な費用が発生する外来であるが、他の診療
科はそれに該当しない場合、どのような取扱いとするか検討
が必要。診療科の問題は考慮が必要。
・診療科が多い病院で、1つの診療科は専門性が高いが、他の
診療科は一般的な外来やかかりつけ医機能を有していること
も多い。NDBでは診療科ごとのデータがでないので、まずは
医療機関単位で国の基準を満たすかどうかということにせざ
るを得ないが、地域の協議の場で、各診療科の役割などの丁
寧な議論が必要。その議論に資するデータが提供できないか
検討してほしい。
・患者にとって、どの診療科は紹介状が要るというのは分か
りにくく、病院単位で紹介状が必要と決まった方が明確であ
り、紹介状が必要かは病院単位で考えていくことが妥当。
・病院全体か診療科単位でやるかの議論が必要。まずは制度
立ち上げであるが、将来的には診療科ごとの報告を検討すべ
き。

今後の検討の方向性

○外来医療に関するデータや議論の蓄積が少なく、現在
のNDBでは診療科ごとのデータ分析には限界がある中
で、患者の分かりやすさの観点から、まずは、「医療資
源を重点的に活用する外来を地域で基幹的に担う医療
機関」は、医療機関単位で設定することとする。
※医療法上、外来の実施状況及び「医療資源を重点的に活用
する外来を地域で基幹的に担う医療機関となる意向の有無
等について、医療機関単位で報告する旨を規定している。

○その上で、診療科ごとのデータ分析を行うため、レセプト
や外来機能報告における対応など、引き続き改善策を
検討していくこととする。

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