資料1 外来機能報告等の施行に向けた検討について (74 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_22449.html |
出典情報 | 第8次医療計画等に関する検討会 外来機能報告等に関するワーキンググループ(第5回 11/29)《厚生労働省》 |
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WGにおける議論
個別論点
・救急はそれなりの資源を投入するので、医療資源を重点的に活
用する外来として、救急外来を入れるべき。
・救急医療は、紹介患者への外来を基本とする、医療資源を重点
的に活用する外来とは別物ではないか。
・救急医療は、医療資源を集中的に投入するもの。地域の協議の
場で議論して、医療資源を重点的に活用する外来につながるの
か。
・「特定の領域に特化した機能を有する外来」として、「診療情報
提供料Ⅰを算定した30日以内に別の医療機関を受診した場合、
当該『別の医療機関』の外来」とあるが、紹介には様々なケー
スがあり、何かの条件を追加する必要。
・診療情報提供料1の場合は、データの詳細分析ができるように
なるまでは、紹介患者を基本とする外来の指標として妥当。そ
れ以外、専門性の高い外来を切り口として見付けることは難し
いので、まずはここからスタートするのではないか。
・透析は、高額等の医療機器・設備を必要としていることは間違
いないので、医療資源を重点的に活用する外来に入れるべき。
・透析をやる施設が紹介状が必要となると、CKD、慢性腎疾患
予防のために気軽に専門医を受診できなくなるため、透析は、
医療資源を重点的に活用する外来から外した方がよい。
・高額医薬品をどれだけ使用しているかは、外来の機能として大
きな意味をもっており、高額医薬品も含めるべき。
・高額な医薬品を使う外来は、最先端で特殊な高度な外来を提供
しており、医療資源を重点的に活用する外来に入れるべき。
今後の検討の方向性
(救急医療)
○救急医療の実施状況については、地域の協議の
場での外来機能の明確化・連携に向けた協議を進
める観点から、報告項目とする。
(診療情報提供料Ⅰ)
○紹介患者の外来の受診には、専門的な医療機関
への紹介のほか、紹介元医療機関の専門外の診療
科の一般的な医療機関への紹介も含まれるが、
NDBによるさらなる抽出の基準の設定が困難である
中で、「医療資源を重点的に活用する外来を地域で
基幹的に担う医療機関」を明確化する観点から、ま
ずは、紹介患者の外来の受診は、「医療資源を重点
的に活用する外来」を受診したものとし、引き続き改
善を検討する。
(透析)
○人工腎臓を算定した外来の受診については、基本
的に医療機器・設備や人材等の医療資源の大きな
活用を要するものであり、「医療資源を重点的に活
用する外来」を受診したものとするが、地域の協議
の場における、「医療資源を重点的に活用する外来
を地域で基幹的に担う医療機関」の協議の段階で、
地域性を考慮することとしてはどうか。
(高額医薬品)
○現在分析対象となっていない院外処方の取扱いや、
高額な医薬品の評価なども踏まえ、まずは、基本的
に医療機器・設備や人材等の医療資源の大きな活
用を要するものとして、高額医薬品は含めないもの
とするが、制度施行後に引き続き検討することとして
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はどうか。
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