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総-5 医療機関を取り巻く状況について (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57122.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第607回 4/23)《厚生労働省》
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病院の収支構造の変化
2018年度と2023年度の病院の100床当たり損益を比較すると、事業収益の増加(+10.3%)以上に事業費用が増加
(+14.7%)したため、事業利益が悪化。金額ベースでは、費用の50%超を占める人件費増加の影響が最も大きい。
100床当たり損益の比較

費用構造の変化

単位:千円
科目

2018→2023の比較
2018

2023

構成比

増減額

増減率

事業収益

1,523,760 1,681,312 +157,552

+10.3%

事業費用

1,495,334 1,714,970 +219,636

+14.7%

人件費

+10.7%

+18.1%

医薬品費

+19.2%

+7,766

+10.5%

211,040

+36,282

+20.8%

+23.9%

-33,657

▲62,084



その他の医療材料費
給食材料費・委託費 +17.5%
その他の委託費
水道光熱費 +18.1%
減価償却費

+10.5%

その他の事業費用

+20.8%

人件費

855,635

947,106

+91,470

+10.7%

医薬品費

142,674

170,064

+27,389

+19.2%

その他の医療材料費

121,928

151,092

+29,164

+23.9%

給食材料費・委託費

34,901

40,994

+6,093

+17.5%

その他の委託費

63,244

79,648

+16,405

+25.9%

水道光熱費

28,040

33,106

+5,066

減価償却費

74,153

81,919

その他費用

174,758
28,426

事業利益

増減額をみると、人件費
増加の影響が最も大きい。

出典:福祉医療機構提供データに基づき、厚生労働省保険局医療課にて作成

対象病院は、福祉医療機構に貸借対照表・損益計算書いずれも提供している貸付先として
おり、2018年度1,061施設、2023年度1,943施設が対象
数値は病院全体のものであり、様々な機能や規模の病院が含まれていること、年度により
対象施設数が異なることから、100床当たりの損益を計算して比較を実施
事業収益からは事業収益に計上されたコロナ補助金を除外。医薬品費は薬品全般の費消額
であり、その他の医療材料費は診療材料費や医療消耗器具備品などの医薬品費以外の医療
材料費のこと。人件費には給与費の他、法定福利費、退職給付費用、役員報酬を集計

+25.9%

:2018年度の事業費用
:2023年度の事業費用

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