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総-5 医療機関を取り巻く状況について (34 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57122.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第607回 4/23)《厚生労働省》
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現状①
(医療需要と医療費に関する概況)
• 日本の人口は減少局面を迎えており、今後は高齢化率が向上していく見込みである。
• コスト面では物価が上昇しており、人件費についても2024年の春闘による賃上げ率は+5.10%
(定期昇給相当込み)と、社会全体として賃上げが進んでいる。医療関係職種についても同様に給
与額は増えているが、産業全体の平均には届いていない。
• 国民医療費は全体として増加傾向にあり、診療種類別にみても同様である。 内訳で見ると、1日当
たり医療費は入院・外来ともに増加傾向にある。患者数は、2020年度に大きく減少、その後2023
年度にかけて回復がみられる。
(医療機関の収支状況の分析)
• 医療法人の経常利益率については、2022年度から2023年度にかけて、
平均値及び中央値はどの類型(病院・無床診・有床診)も低下傾向にある。
最も頻繁に現れる値(最頻値)はどの類型においても0.0%~1.0%である。
• 事業利益率はどの病院類型においても低下傾向にあり、2023年度は療養病院を除いてマイナスで
ある。特に一般病院については全体平均よりも低い利益率となっている。
• 病院の100床当たり事業収益は増加(+10.3%)しているが、それ以上に事業費用が増加(+
14.7%)しており、事業収支の悪化につながっている。

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