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総-5 医療機関を取り巻く状況について (26 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57122.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第607回 4/23)《厚生労働省》
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人件費:給与単価について⑤
|看護師比率の上昇ときまって支給する現金給与額への影響
• 看護職員(看護師+准看護師)の100床当たり常勤換算従業者数は増加傾向にある。看護職員に占める看護師の割合(看護師
比率)も上昇しており、2023年は2017年と比較して+4.4%(87.6%→92.0%)となっている。
• 賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額において、医療業の看護師と准看護師の給与は6.99万円(2024年)の
差があるため、看護師比率の上昇により看護職員への人件費が増加することになる。看護職員のきまって支給する現金給与
額は、賃金構造基本統計調査における看護師比率が2018年と変わらなかった場合と比べて、6年間で1人あたり4.4千円(看
護職員の給与額の1.1%に相当)増加しており、これが看護師比率の上昇による人件費の上昇分に当たる。
看護師数・准看護師数および看護師比率の推移
2017年
看護師(人)
准看護師(人)

看護師+准看護師(人)
看護師比率

2020年

52.3

2023年

55.8

7.4

医療業の看護師・准看護師のきまって支給する現金給与額の推移

6.1

単位:千円

400.0

57.5
5

59.7

61.9

62.5

87.6%

90.1%

92.0%

※出典:厚生労働省「医療施設調査・病院報告」を元に作成
※人数は「病院の100床当たり常勤換算従業者数」である

350.0

300.0

342.3

348.8

336.3

337.8

327.8

330.3

335.0

327.8

329.3

333.7

338.4

287.7

289.2

293.3

288.9

341.4

356.6

358.3

350.7

350.7

347.5

346.7

304.2
292.1

369.4
361.6
357.2
差額4.4千円

299.4

250.0
2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年
看護師
准看護師

(備考)


右グラフの看護師+准看護師のきまって支給する現金給与額の計算においては、
賃金構造基本統計調査における看護師比率を用いている(参考:2018年は
82.6%、2024年は88.8%)

看護師+准看護師
看護師+准看護師(仮に看護師比率を2018年の水準に固定した場合)
※出典:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」の調査票データに基づき、
厚生労働省保険局医療課にて作成

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