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○【先進医療会議】先進医療の保険導入等の検討について参考資料 (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00047.html
出典情報 先進医療会議(第111回先進医療会議、第134回先進医療技術審査部会 6/9)《厚生労働省》
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先進医療の名称

<先進医療告示7>
腹腔鏡下膀胱尿管逆流防止術

適応症
膀胱尿管逆流症(国際分類グレードⅤの高度逆流症を除く。)
内容
膀胱尿管逆流症は尿路感染症を契機に発見されることが多く、また、小児に多い疾患である。
この膀胱尿管逆流症の手術療法は、下腹部を小児で10-15cm、大人で15-20cm程度切開する開腹術で行われ
ており、患者の負担が大きく、将来の美容的問題もある。また術式としては膀胱内アプローチが主に行われている
が、このアプローチは、成績は安定しているが、術後の刺激症状が強く患者にとっては非常に辛い。さらにその刺激
により術後の膀胱内出血も多量となる場合がある。
当教室では、この膀胱尿管逆流症に対し、侵襲および美容面ではるかに優れる腹腔鏡下逆流防止術を本邦で初
めて施行し、好成績を得ている。本法は下腹部に3-5mmの小さなポートを4本刺入し、そこより内視鏡および鉗子類
を挿入して逆流防止術を行うものである。アプローチは膀胱外から行うため、術後の刺激症状もほとんどない。術後
の入院期間も膀胱内アプローチによる開腹術の場合、10-14日間程度必要であるが、本治療の場合、3日で退院可
能である。現在までの経験より、成功率は100%で、大きな合併症はない安全な手術である。海外でも1994年以降、
100例以上の報告があり良好な結果であった。

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