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○先進医療技術の科学的評価等について参考資料4 (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00016.html
出典情報 先進医療会議(第81回 7/7)《厚生労働省》
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6)有害事象(早期,晩期)

早期有害事象
Grade3以上(合計) (%)
Grade3
Grade4
Grade5
全例
35
2.0%
33
2
0
陽子線治療
29
1.7%
27
2
0
重粒子線治療
6
0.3%
6
0
0

晩期有害事象
Grade3以上(合計)
全例
陽子線治療
重粒子線治療

Grade3
8
7
1

0.5%
0.4%
0.1%

Grade4
8
7
1

Grade5
0
0
0

0
0
0

Grade3以上の早期有害事象は2.0%に,晩期有害事象は0.5%に認められた.
(注)早期有害事象は全症例で,晩期有害事象は3か月以上の経過観察例で集計したため,早期,晩期
の症例総数に差異がある.

7)訪問調査およびモニタリング
学会は粒子線治療実施施設に対して訪問調査を実施してきた.調査項目は以下の通りである.
・実施済みの先進医療Aに関して適応症は適切か?
・先進医療Bで行うべき症例を先進医療Aで行っていないか?
・先進医療Aの計画に沿った患者経過観察体制が出来ているか?
・データベースを入力する人材は確保されているか?
・標榜科は適切か?
・主として実施する責任医師は適切か?
・医師数は適切か?
・診療放射線技師は適切か?
・看護師は適切か?
・医学物理士は適切か?
・先進医療実施施設として医療機器保守管理体制が整備されているか?
・先進医療実施施設として倫理委員会が設置され適切に開催されているか?
・先進医療実施施設として医療安全管理委員会が設置され適切に開催されているか?
・日本放射線腫瘍学会への症例登録は適切か?
・日本放射線腫瘍学会の定めた同意文書を使用しているか?
・日本放射線腫瘍学会の定めた統一治療方針に基づいた治療を実施しているか?
・都道府県がん診療拠点病院に準じたキャンサーボードが設置され適切に開催されているか?
・日本放射線腫瘍学会の実施する訪問調査を受け入れ準備は十分か?・

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