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○先進医療技術の科学的評価等について参考資料4 (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00016.html
出典情報 先進医療会議(第81回 7/7)《厚生労働省》
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訪問調査は,学会から2名以上の訪問団を組織し,病院事務書類の確認とともに,無作為に抽出され
たカルテの閲覧を行いながら,担当医およびその他の医療職との面談し,紹介状,初回受診からの経過,
キャンサーボード実施内容,治療計画,説明と同意文書,治療後の経過観察などを確認した.
これまで訪問調査終了した19施設の報告書を受領した.全施設で先進医療の実施体制が適切に整備さ
れていることを確認した.最終的に適切と判断された施設には学会から証明書を発行した.高清会陽子
線治療センター(陽子線治療),京都府立医大永守記念最先端がん治療研究センター(陽子線治療),
北海道大野記念病院札幌高機能放射線治療センター(陽子線治療),成田記念陽子線センターについて
も,今後訪問調査を予定している.

モニタリング
対象期間(2018.7.1−2019.6.30)において,陽子線治療と重粒子線治療のデータセンターによるモニ
タリングがそれぞれ実施された.
陽子線治療では,オフサイト・モニタリングが18施設に対して実施された.同意取得,実施症例数,
キャンサーボードの開催などについて適切に実施されているか確認が行われた.最も多い指摘事項は,
定期報告の実施症例とデータベース入力症例数の齟齬で,18施設中11施設に認められたが,主に医療制
度が先進医療から保険診療に移行したことによる影響と考えられた.入力間違いは後日修正するように
対策を講じた.同意説明文書について,学会が規定したものを使用していることを全施設で確認した.
キャンサーボードの設置内容が適切であることが全施設で確認された.モニタリングの際には,キャン
サーボードの開催記録を確認し,その評価内容について診療録等に記録の上で治療を開始するように,
重ねて指導が行われた.また,オンサイト・モニタリングが2施設に対し実施され,適切に運用されて
いる ことが確認された.
重粒子線治療では,オンサイト・モニタリングが5施設に対し各々2回ずつ実施された.同意取得状況,
有害事象対応,原資料と研究データの整合性,研究実施体制,倫理審査状況,資料の保管状況について
確認が行われた.直接閲覧の疑義およびEDCデータ間疑義についてはEDCからクエリが発行され,適切に
対応したことが確認された.

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