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【資料No.2】塩野義製薬株式会社提出資料 (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26901.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会(令和4年度第3回 7/20)、医薬品第二部会(令和4年度第6回 7/20)(合同開催)《厚生労働省》
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ることが示唆されています.このことからも,本剤の高い抗ウイルス効果は,SARS-CoV-2 によ
る感染症の治療において臨床的意義が高いと考えます.

図 7

Day 4 におけるウイルス力価のカテゴリ (陽性,陰性) に基づく,COVID-19 症状が快
復 (消失) するまでの時間の landmark 解析
Time to first resolution of 12 symptoms
Viral Titer on Day 4 Positve or Negative
[ITT1 population in phase 2b part]
Proportion of event [%]

100

Positive Viral Titer on Day 4 (n=55, Median=293)
Negative Viral Titer on Day 4 (n=223, Median=193)

80
60
40
20
0
0

48

96

144

192

240

288

336

384

432

480

Time from the start of treatment [hours]

図 8

Day 6 におけるウイルス RNA 量のカテゴリ (検出下限未満,検出下限以上) に基づ
く,COVID-19 症状が快復 (消失) するまでの時間の landmark 解析
Time to first resolution of 12 symptoms
Viral RNA (log10 copies/mL) on Day 6 >= or < LLOD95(2.27)
[ITT1 population in phase 2b part]
Proportion of event [%]

100
80
60
40
20

Viral RNA >= LLOD95(2.27) (n=208, Median=338)
Viral RNA < LLOD95(2.27) (n=12, Median=159)

0
0

48

96

144

192

240

288

336

384

432

480

Time from the start of treatment [hours]

LLOD95 = 95%以上の確率で検出できる検出下限

加えて,本剤の半減期が 42.2~48.1 時間 (T1211 試験,20~2000 mg 単回投与) という薬物動
態特性および高い抗ウイルス効果により,ウイルス RNA 量のリバウンド及び症状再燃を抑制
することが期待できます.ニルマトレルビル・リトナビルを投与された一部の被験者で,アミ
ノ酸変異の有無によらず,投与開始 10~14 日後にウイルス RNA 量のリバウンドが認められ,
米国緊急使用許可審査時から議論になっています (図 9 参照) [15].また,オミクロン株流行下
のデータベース研究では,ニルマトレルビル・リトナビルだけでなく,モルヌピラビルにおい
ても,5 日間投与完了後の再感染及び症状再燃が報告されています [16].一方,本剤の T1221
試験 Phase 2b Part で投与開始 14 日後までの被験者別の推移を確認したところ,ウイルス力価及
び RNA 量の明確なリバウンドはなく (図 10 参照),症状再燃は認められていません.

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