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【資料No.2】塩野義製薬株式会社提出資料 (9 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26901.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会(令和4年度第3回 7/20)、医薬品第二部会(令和4年度第6回 7/20)(合同開催)《厚生労働省》 |
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減少が認められました (Phase 2a Part:図 5,Phase 2b Part:図 6 参照).この結果から,本剤は,
より現状に近い患者集団を対象として実施した臨床試験において,投与後速やかにウイルスを
低下させ,他剤と比較して非常に強い抗ウイルス効果を有すること,並びに実臨床でも臨床試
験の結果と同程度の抗ウイルス効果を示すことが期待されます.
図 5
ウイルス RNA 量のベースラインからの変化量:Phase 2a Part (ITT 集団)
図 6
ウイルス RNA 量のベースラインからの変化量:Phase 2b Part (ITT1 集団)
SARS-CoV-2 による感染症の治療において,抗ウイルス薬による治療を早期に開始し,ウイル
スの増殖を抑制することが臨床症状の改善に繋がるため,抗ウイルス効果は非常に重要な指標
であると考えます.実際,T1221 試験 Phase 2b Part の事後解析として,Day 4 までに COVID-19
症状の快復 (消失) が得られなかった被験者を対象に,多くの被験者で陰性が確認された Day 4
でのウイルス力価により 2 つのカテゴリ (陰性,陽性) に分けて,Day 4 を landmark 時点として
COVID-19 症状が快復 (消失) するまでの時間を landmark 解析により評価したところ,陽性の
集団と比較して,陰性の集団の方が,COVID-19 症状が快復 (消失) するまでの時間が短い結果
でした (図 7 参照).同様に,ウイルス力価と比べて減少に時間を要するウイルス RNA 量では,
Day 6 までに COVID-19 症状の快復が得られなかった被験者を対象に,Day 6 でのウイルス RNA
量により 2 つのカテゴリ (検出下限未満,検出下限以上) に分けて,Day 6 を landmark 時点とし
て COVID-19 症状が快復 (消失) するまでの時間を landmark 解析により評価したところ,検出
下限以上であった集団と比較して,検出下限未満であった集団の方が,COVID-19 症状が快復
(消失) するまでの時間が短く (図 8 参照),臨床症状の改善には早期のウイルス減少が重要であ
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より現状に近い患者集団を対象として実施した臨床試験において,投与後速やかにウイルスを
低下させ,他剤と比較して非常に強い抗ウイルス効果を有すること,並びに実臨床でも臨床試
験の結果と同程度の抗ウイルス効果を示すことが期待されます.
図 5
ウイルス RNA 量のベースラインからの変化量:Phase 2a Part (ITT 集団)
図 6
ウイルス RNA 量のベースラインからの変化量:Phase 2b Part (ITT1 集団)
SARS-CoV-2 による感染症の治療において,抗ウイルス薬による治療を早期に開始し,ウイル
スの増殖を抑制することが臨床症状の改善に繋がるため,抗ウイルス効果は非常に重要な指標
であると考えます.実際,T1221 試験 Phase 2b Part の事後解析として,Day 4 までに COVID-19
症状の快復 (消失) が得られなかった被験者を対象に,多くの被験者で陰性が確認された Day 4
でのウイルス力価により 2 つのカテゴリ (陰性,陽性) に分けて,Day 4 を landmark 時点として
COVID-19 症状が快復 (消失) するまでの時間を landmark 解析により評価したところ,陽性の
集団と比較して,陰性の集団の方が,COVID-19 症状が快復 (消失) するまでの時間が短い結果
でした (図 7 参照).同様に,ウイルス力価と比べて減少に時間を要するウイルス RNA 量では,
Day 6 までに COVID-19 症状の快復が得られなかった被験者を対象に,Day 6 でのウイルス RNA
量により 2 つのカテゴリ (検出下限未満,検出下限以上) に分けて,Day 6 を landmark 時点とし
て COVID-19 症状が快復 (消失) するまでの時間を landmark 解析により評価したところ,検出
下限以上であった集団と比較して,検出下限未満であった集団の方が,COVID-19 症状が快復
(消失) するまでの時間が短く (図 8 参照),臨床症状の改善には早期のウイルス減少が重要であ
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