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【資料3】 (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26881.html
出典情報 厚生科学審議会 会感染症部会(第63回 8/1)《厚生労働省》
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サル痘の患者等の届出基準・届出票の改訂について
背 景

16ヵ国43施設528例のサル痘確定例
の臨床症状の分析

• 今般のサル痘の国際的流行においては、過去の流行で報告のなかった
性的接触に伴うと考えられる特徴的な症状(肛門直腸病変、口腔内・
陰部の粘膜疹や潰瘍等)が指摘されており、肛門陰部病変、鼻・咽頭
スワブ、尿などの検体で陽性となる事例の報告もある。

臨床症状の頻度

頻度

皮疹 or 皮膚病変

500 (95%)

発熱

330 (62%)

リンパ節腫脹

295 (56%)

• 現状、4類感染症としてのサル痘の届出においては、検査材料は、水疱、
膿疱、血液、リンパ節に限られ、届出票の症状は、「発熱、頭痛、背
部痛、発疹、局所リンパ節腫脹、その他、なし」となっている。

咽頭炎

113 (21%)

頭痛

145 (27%)

無気力 or 倦怠感

216 (41%)

筋痛

165 (31%)

気分の低下

54 (10%)

直腸炎・肛門直腸痛

75 (14%)

PCR陽性となった部位

頻度

皮膚 or 肛門陰部病変

512 (97%)

• 届出基準の「(2)臨床的特徴」について、現在流行しているサル痘
の臨床症状に合わせて更新する。

鼻 or 咽頭スワブ

138 (26%)

血液

35 (7%)

• 届出基準の「検査材料」について、文献において検出報告のある検査
材料(例:粘膜拭い液(直腸、咽頭、鼻咽頭等)、尿等)を追加する。

尿

14 (3%)

精液

29 (5%)

• 届出票の「11 症状」について、現在流行しているサル痘の臨床症状
に合せて、今後改訂する。

皮膚の病変部位

頻度

肛門陰部

383 (73%)

※ あわせてサル痘に関する事務連絡及び病原体検出マニュアル等の改
訂を行う。

顔面

134 (25%)

体幹 or 四肢

292 (55%)

手掌 or 足背

51 (10%)

改訂の方向性
以下の方向性で改訂を行いたい。

DOI: 10.1056/NEJMoa2207323

より作成

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