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【資料3】 (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26881.html
出典情報 厚生科学審議会 会感染症部会(第63回 8/1)《厚生労働省》
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サル痘に対するワクチンについて(WHO暫定ガイダンスより)
WHO暫定ガイダンスにおいて、曝露後又は曝露前接種のオプションとして推奨されているワクチンについて
ワクチン(製造者)

天然痘に対する承認

サル痘に対する承認

考慮点

形態

接種方法

MVA-BN
(Bavarian Nordic)
第3世代

EU(2013)
カナダ(2013)
米国(2019)

米国(2019)
カナダ(2019)
EU(2022)

・限定的な供給
・成人に対して
使用可能
・4週間間隔で2
ドーズ

・液体凍結又は凍結
乾燥
・1ドーズバイアル

注射(皮下接種)

LC16ワクチン
(KMバイオロジクス)
第3世代

日本(1975)
米国(2014※)

日本(承認の見込
み)

・乳幼児を含む
全ての年齢層に
対して使用可能

・凍結乾燥
・マルチドーズバイ
アル

二叉針による接種

ACAM2000
(Emergent
BioSolutions)
第2世代

米国

米国

・18-64歳の成人
に対して使用可


・液体凍結、凍結乾

・バイアル又はアン
プル

二叉針による接種

※EIND(緊急調査新薬)
※EIND(緊急調査新
薬)

出典:WHO. Vaccines and immunization for monkeypox table 3 (一部改変)

WHO暫定ガイダンスにおけるLC16ワクチンの安全性に関する記載
 2015年、WHOワクチン安全性諮問委員会(GACVS)は、天然痘ワクチンの安全性評価を実施。GACVSは、ACAM2000、MVA-BNとと
もに、LC16ワクチンについて安全性に関する新たな懸念はないことを確認。
 LC16ワクチンは、明らかに免疫機能に異常のある疾患を有する者及び免疫抑制をきたす治療を受けているもの、妊娠していることが
明らかなものは接種不適当である。医療従事者は、LC16投与後のアナフィラキシー反応に対処できるよう準備しておく必要がある。
 LC16ワクチン投与後に見られる、軽度な副反応には、リンパ節腫脹、発熱、倦怠感、発疹、接種部位の紅斑、筋肉痛、接種部位の腫
脹が含まれる。初回接種者の副反応は、再接種者よりも有意に高い。
 重篤な有害事象は報告されていない。
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