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【資料3】 (2 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26881.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 会感染症部会(第63回 8/1)《厚生労働省》 |
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サル痘について
四類感染症
基本情報
病原体
•
•
•
ポックスウイルス科オルソポックスウイルス属サル痘ウイルス
コンゴ盆地型(クレード1)と西アフリカ型(クレード2及び3)に分類される。
本年5月以降、国際的に拡大しているウイルスはクレード3に属する。
疫学
•
1958年にポリオワクチン製造のために世界各国から霊長類が集められた施設においてカニクイザル
の天然痘様疾患として初めて報告。1970年にヒト感染事例が現在のコンゴ民主共和国で初めて報告。
平時より西アフリカにおいて地域的な流行が見られる。
アフリカ大陸以外ではヒトのサル痘は確認されていなかったが、2003年に米国で愛玩用に輸入され
た齧歯類を介して、合計71名の患者が発生。
その後、米国等計15カ国で患者が確認されていたが、先進国での発生は輸入事例のみで、アフリカ大
陸以外でヒトの間での大規模な感染事例は確認されていなかった。
本年5月以降、欧米を中心に国際的に市中感染が拡大している。
•
•
•
•
感染経路
•
•
リスなどの齧歯類が自然宿主として考えられている。
感染した人や動物の皮膚の病変・体液・血液との接触(性的接触を含む。)、患者との接近した対面
での飛沫への長時間の曝露(prolonged face-to-face contact)、患者が使用した寝具等との接触等に
より感染。
臨床経過
•
•
•
•
潜伏期間は通常7-14日(5-21日)。症状の出現から、発疹が無くなるまでは感染させる可能性あり。
発疹、発熱、頭痛、悪寒、咽頭痛、リンパ節腫脹等を呈し、重症例では天然痘と区別できない。
従来の常在地域であるアフリカでの致命率はクレードによって数~10%と報告。
8月1日時点で、従来の常在地域以外で、スペイン、ブラジルより3名の死亡例の報告あり。
予防・診断・治療
予防
•
天然痘ワクチンが、サル痘の予防に有効とされる(WHO、CDCのガイダンス等)。
診断
•
病変部位等からのPCR法による病原体の遺伝子の検出、ウイルス分離。
治療
•
対症療法が基本。国内において承認されている特異的な治療薬はないが、欧州においてTecovirimatが
承認されており、国内で臨床試験が実施されている。
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四類感染症
基本情報
病原体
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ポックスウイルス科オルソポックスウイルス属サル痘ウイルス
コンゴ盆地型(クレード1)と西アフリカ型(クレード2及び3)に分類される。
本年5月以降、国際的に拡大しているウイルスはクレード3に属する。
疫学
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1958年にポリオワクチン製造のために世界各国から霊長類が集められた施設においてカニクイザル
の天然痘様疾患として初めて報告。1970年にヒト感染事例が現在のコンゴ民主共和国で初めて報告。
平時より西アフリカにおいて地域的な流行が見られる。
アフリカ大陸以外ではヒトのサル痘は確認されていなかったが、2003年に米国で愛玩用に輸入され
た齧歯類を介して、合計71名の患者が発生。
その後、米国等計15カ国で患者が確認されていたが、先進国での発生は輸入事例のみで、アフリカ大
陸以外でヒトの間での大規模な感染事例は確認されていなかった。
本年5月以降、欧米を中心に国際的に市中感染が拡大している。
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感染経路
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リスなどの齧歯類が自然宿主として考えられている。
感染した人や動物の皮膚の病変・体液・血液との接触(性的接触を含む。)、患者との接近した対面
での飛沫への長時間の曝露(prolonged face-to-face contact)、患者が使用した寝具等との接触等に
より感染。
臨床経過
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潜伏期間は通常7-14日(5-21日)。症状の出現から、発疹が無くなるまでは感染させる可能性あり。
発疹、発熱、頭痛、悪寒、咽頭痛、リンパ節腫脹等を呈し、重症例では天然痘と区別できない。
従来の常在地域であるアフリカでの致命率はクレードによって数~10%と報告。
8月1日時点で、従来の常在地域以外で、スペイン、ブラジルより3名の死亡例の報告あり。
予防・診断・治療
予防
•
天然痘ワクチンが、サル痘の予防に有効とされる(WHO、CDCのガイダンス等)。
診断
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病変部位等からのPCR法による病原体の遺伝子の検出、ウイルス分離。
治療
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対症療法が基本。国内において承認されている特異的な治療薬はないが、欧州においてTecovirimatが
承認されており、国内で臨床試験が実施されている。
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