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【資料3】 (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26881.html
出典情報 厚生科学審議会 会感染症部会(第63回 8/1)《厚生労働省》
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対策の課題と進め方

参考:令和4年6月29日第62回感染症部会資料1より作成
(状況が変化した事項については記載を赤字で更新)

治療薬
 関東周辺以外で患者が発生した場合に備え、関東周辺以外でも投与可能となる研究体制の検討が必要
 人口の多い大都市圏でNCGMや自治体との連携が円滑に行える医療機関を研究参加施設として追加している。
 投薬対象者については、治療薬の安全性・有効性を確認する観点から、当面は、軽症例も含めて臨床研究の枠組みで
投与。
※ 米国CDCのサル痘に対するテコビリマットのコンパッショネート・ユースのプロトコルでは、重症者及びハイリスク者が対象
(米国では、テコビリマットは、天然痘に対して適応あり)

曝露前予防
 WHOや主要諸外国では、サル痘への接触リスクの高い者(医療従事者、検査関係者等)に対する事前の天然痘ワク
チン接種が推奨されている。
 我が国で生産されている天然痘ワクチンは、WHOのサル痘に対するワクチン接種のガイダンス(暫定)において推
奨対象となっている。
 一方で、現時点では国内でサル痘の予防に関する適応はないことから、サル痘予防目的で使用した場合は適応外使用
となり、医薬品副作用被害救済制度の対象とならないことに留意が必要。
 NCGMの医療従事者等に対して、臨床研究として曝露前のワクチン接種を実施
 今後、必要に応じてその他の接触リスクの高い者(医療従事者等)への曝露前のワクチン接種を検討

 サル痘に対する適応承認の見込み
 諸外国のデータ等に基づく追加適応承認やサル痘の発生状況も踏まえ、必要に応じて接触リスクの高い者のうち希
望する者への曝露前接種については今後検討。あらかじめ接種対象者の把握等の事前準備に着手する。
※ 接触リスクの高い者については、①患者の入院を担当することが想定される特定の医療従事者、②地方衛生研究所等のサル痘の検査
に関わることが想定される検査担当者、③患者搬送や疫学調査等で患者に接することが見こまれる保健所職員等を想定
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