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【資料3】 (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26881.html
出典情報 厚生科学審議会 会感染症部会(第63回 8/1)《厚生労働省》
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国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態の宣言の概要
暫定勧告の内容



サル痘の発生状況等に応じて、勧告内容が異なる。

 グループ2(最近のヒトの集団におけるサル痘の輸入例、および/または、サル痘ウイルスのヒト-ヒト感染例を有
する国(重要集団および曝露リスクの高いコミュニティの感染例を含む)に関する勧告の概要
①連携した対応策の実施
- ゲイ、バイセクシャル、MSMを含む、曝露リスクの高いコミュニティに優先的に焦点を当てつつ、ヒトからヒトへのサル痘ウイルスの伝播を止
めることを目的とした対応策の実施

②コミュニティの参画と保護
- サル痘に関する臨床症状、予防措置の実施と適切な使用、情報に基づくリスク軽減措置の促進。親密な性的な出会いを助長する可能性があるイベ
ントの主催者と連携した感染予防の促進(イベントの延期を含む。)。イベント会場や施設の定期的な清掃を含む感染予防のための情報提供。

③サーベイランスと公衆衛生対策
- 既存の疾病サーベイランスの一環としてのサル痘の検査体制を強化。PCR等によるサル痘ウイルスの診断のための検査施設能力の強化。感染期間
中の患者の隔離の実施。隔離中の健康面、心理面、物資面等の支援。サル痘の疑い例、可能性例、確定例について、接触者追跡調査の実施(接触
者の特定、健康観察による 21 日間のフォローアップの実施を含む。)。
- 曝露後・曝露前予防のための第二世代又は第三世代の天然痘又はサル痘ワクチンの対象を絞った利用の検討(対象には、接触者、曝露のリスクが
高い保健医療従事者、実験室職員、曝露のリスクが高いコミュニティ、複数の性的パートナーを持つ人のようなリスクの高い行動をとる人々を含
む。)。

④臨床管理及び感染予防・管理
- サル痘感染疑い例のスクリーニング、トリアージ、隔離、検査、臨床評価のための推奨臨床ケアパスウェイと手順を確立。PPE の使用を含む感染
予防及び管理対策に関する手順を確立。医療提供者への訓練。

⑤危機対応医薬品等(Medical Countermeasures)の研究
- サル痘に対するワクチン、治療薬、抗ウイルス剤について、標準化されたデザイン手法や臨床データ・転帰データの収集ツールを用い、共同臨床
効果試験の枠組みの中での、有効性と安全性に関するエビデンス収集。

⑥国際渡航
• サル痘の患者、疑い例、その他の健康監視の対象となっている個人について、海外を含むあらゆる渡航の自粛。保健当局、輸送当局、輸送機関の連
携による、旅行中または帰国後にサル痘感染の兆候や症状を発症した個人に関連する国際的な接触追跡、入国地での旅行者への情報提供。
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