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参考資料 薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループとりまとめ(本文) (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27261.html
出典情報 厚生科学審議会 医薬品医療機器制度部会(令和4年度第1回 8/5)《厚生労働省》
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薬剤師が処方医への情報提供や受診勧奨を適切に行うことができるよ
う、留意点をまとめた手引きを作成することが必要である。
○ また、薬局薬剤師が患者の状態を継続的にフォローし、医療機関へ適
切に情報提供ができるよう、患者はリフィル処方箋を普段から利用する
かかりつけ薬剤師・薬局に提出すべきである旨を厚生労働省は広報すべ
きである。
(2)対人業務に必要なスキル習得
○ 対人業務の実施に当たっては、患者の状態の把握やそれに応じた様々な
対応が求められることとなる。新しい医薬品が次々に承認される中で、薬
物療法の専門家として医薬品の情報を総合的に把握した上で、添付文書の
みならず、ガイドライン等に示された使用方法との比較や、患者にとって
問題のない薬剤であるかという点についても確認することが重要である。
このように、日進月歩の薬学的知識の習得等を継続的に行っていく必要が
ある。
○ また、患者、家族、他の医療従事者等への説明や提案等を行う上で、コ
ミュニケーションスキルを高めていく必要がある。


薬局薬剤師が薬局内又は地域レベルで日々のスキルアップを行うため
の方策として、勉強会や症例検討会等の開催・参加が有用である。このた
め、 ①薬局内又は薬局間レベル、②医師、病院薬剤師等と連携した地域
レベルでの症例検討会等が定期的に実施されるよう、厚生労働省は、地域
の薬剤師会等が中心となり、地域の基幹病院等と連携するための対策を検
討する必要がある 21。
○ また、他職種と連携していく上では、まずは他職種に薬剤師の専門性や
担うべき役割が理解されることが重要である。その上で、前述の症例検討
会等を通じて他職種との信頼関係を構築するとともに、他職種との相互理
解の上に立った、より深いコミュニケーションスキルを養っていく必要が
ある。


このほか、以下のような意見があった。
・新薬を中心とした薬学的な知識の習得や情報の更新は、最適な薬学管理
や必要な情報を他職種に共有する上で重要である。これには、承認時の
審査報告書だけでなく、CTD(コモン・テクニカル・ドキュメント)
等からの知識の習得が必要である。
・大学卒業後に薬局に就職し、そのまま薬局に勤務する薬剤師が多いが 22、

21

薬局機能情報提供制度を用いて一部の自治体のデータを集計したところ、定期的に症例
検討会を実施している薬局は 40~50%程度であった(令和2年末時点)(令和4年2月 14
日 第1回薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ 資料3-1)。
22
薬局に勤務する薬剤師に対して新卒時の就職先を尋ねたところ、薬局が約 45%であっ

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