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参考資料 薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループとりまとめ(本文) (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27261.html
出典情報 厚生科学審議会 医薬品医療機器制度部会(令和4年度第1回 8/5)《厚生労働省》
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第3 基本的な考え方
○ 第1「はじめに」で述べたとおり、医療ニーズが極大化し、医療の担い手確
保が困難になる中、今後、薬局薬剤師には地域包括ケアシステムを支える重要
な医療職種としての活躍が求められる。このためには、次の3つの観点が重要
である。
1.対人業務の更なる充実
○ 現状の薬局薬剤師の業務は、処方箋への対応(対物業務や、処方確認・服薬
指導等の対人業務)が中心であるが、処方箋受付時以外の対人業務(調剤後の
フォローアップやポリファーマシー等の対応)や、セルフケア、セルフメディ
ケーションの支援等の健康サポート業務等の充実が求められる。
○ 対人業務や健康サポート業務が充実していくことを通じ、薬剤師・薬局が果
たす役割が認知され、患者がかかりつけ薬剤師・薬局を持つ利点を実感し、か
かりつけ薬剤師・薬局が普及していくという好循環を目指していく必要がある。
○ さらに、限られた資源・時間の中、薬剤師の対人業務を充実させるためには、
医療安全が確保されることを前提として、対物業務を含む対人業務以外の業務
の効率化が不可欠である。
2.ICT化への対応
○ オンライン診療・オンライン服薬指導の普及及びデータヘルス改革・電子処
方箋の導入を通じた各種医療情報の共有が進む中で、薬局薬剤師はデジタル技
術を活用して、患者・国民サービスの質及び利便性の向上を図る取組を積極的
に進めていくことが求められている。
○ デジタル技術の活用を進め薬局薬剤師DXを実現するためには、現場の理解
や知識の習得が必要不可欠である。
3.地域における役割
○ 対人業務の充実やデジタル技術を活用したサービスの向上等により、地域包
括ケアシステムにおける薬剤師サービスは多岐にわたっており、求められる全
ての機能を単独の薬局が十分に有することは容易ではない。また、新興感染症
や災害時等の有事への対応等、地域全体で効率的・効果的に提供すべき薬剤師
サービスもある。
○ このため、地域全体で必要な薬剤師サービスを、地域の薬局全体で提供して
いくという観点が必要である。

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