よむ、つかう、まなぶ。
参考資料 薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループとりまとめ(本文) (29 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27261.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 医薬品医療機器制度部会(令和4年度第1回 8/5)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
40
ウ
かかりつけ薬剤師・薬局との関係
○ こうした薬局間連携について、これまで推進してきた、かかりつけ
薬剤師・薬局との関係性を整理する必要がある。
○ かかりつけ薬剤師・薬局の機能のうち、服薬情報の一元的・継続的
把握については、薬局薬剤師DXにより、必ずしもかかりつけ薬剤師・
薬局でなくとも薬剤情報の閲覧が可能となる。
○ しかしながら、かかりつけ薬剤師が薬剤情報を把握するだけでなく、
日頃から患者と継続的に関わることで、患者との信頼関係が構築され、
些細な様子の変化等も含め、患者の状態を継続的に把握することが可
能となる。また、24 時間対応・在宅対応 40や医療機関の連携において
も、患者の状況を継続的に把握している薬局が対応することが理想的
であることから、かかりつけ薬剤師の存在が重要である。
○ 以上を踏まえれば、各薬局においては、引き続きこれまでに述べた
かかりつけ薬剤師・薬局としての役割を確実に担うことが必要である。
その上で、新興感染症、災害等の有事への対応等、地域全体として必
要な薬剤師サービスについては、薬局間連携によりそのニーズを満た
していく方向性を検討すべきである。
エ
その他の意見
○ 薬局間連携のあり方について、厚生労働省が引き続き、具体的な検
討を進めると考えられるが、本ワーキンググループの議論で挙げられ
た重要なやりとりを以下に列挙する。
・地域連携薬局は、薬局ビジョンにおけるかかりつけ薬剤師・薬局の
考え方をベースにしており、薬局間連携を主たる目的としていない。
地域連携薬局の本来の目的やあり方が変わらないよう、留意が必要
であるとの意見があった。
・かかりつけ薬剤師・薬局の役割及び機能と、薬局間の連携により提
供するサービスをそれぞれ明確化する必要がある との意見があっ
た。
・人的・物的なリソースが豊富な薬局が連携の中心となった場合であ
っても、小規模な薬局はこのようなリソースが豊富な薬局に依存す
るのではなく、かかりつけ薬剤師・薬局としての機能等、必要な機
能を自ら提供できる必要があるとの意見があった。
・実現可能性やその効果を検証するために、まずは一部の地域等で試
行的に実施し、検討課題や問題点を抽出した上で具体的な仕組みを
検討してはどうかとの意見があった。
・薬局間連携を行うべき理由等について、十分に周知する必要がある
のではないかとの意見があった。
・薬局間連携のまとめ役となる薬局を薬局間連携の制度として位置付
脚注 29 参照
27
ウ
かかりつけ薬剤師・薬局との関係
○ こうした薬局間連携について、これまで推進してきた、かかりつけ
薬剤師・薬局との関係性を整理する必要がある。
○ かかりつけ薬剤師・薬局の機能のうち、服薬情報の一元的・継続的
把握については、薬局薬剤師DXにより、必ずしもかかりつけ薬剤師・
薬局でなくとも薬剤情報の閲覧が可能となる。
○ しかしながら、かかりつけ薬剤師が薬剤情報を把握するだけでなく、
日頃から患者と継続的に関わることで、患者との信頼関係が構築され、
些細な様子の変化等も含め、患者の状態を継続的に把握することが可
能となる。また、24 時間対応・在宅対応 40や医療機関の連携において
も、患者の状況を継続的に把握している薬局が対応することが理想的
であることから、かかりつけ薬剤師の存在が重要である。
○ 以上を踏まえれば、各薬局においては、引き続きこれまでに述べた
かかりつけ薬剤師・薬局としての役割を確実に担うことが必要である。
その上で、新興感染症、災害等の有事への対応等、地域全体として必
要な薬剤師サービスについては、薬局間連携によりそのニーズを満た
していく方向性を検討すべきである。
エ
その他の意見
○ 薬局間連携のあり方について、厚生労働省が引き続き、具体的な検
討を進めると考えられるが、本ワーキンググループの議論で挙げられ
た重要なやりとりを以下に列挙する。
・地域連携薬局は、薬局ビジョンにおけるかかりつけ薬剤師・薬局の
考え方をベースにしており、薬局間連携を主たる目的としていない。
地域連携薬局の本来の目的やあり方が変わらないよう、留意が必要
であるとの意見があった。
・かかりつけ薬剤師・薬局の役割及び機能と、薬局間の連携により提
供するサービスをそれぞれ明確化する必要がある との意見があっ
た。
・人的・物的なリソースが豊富な薬局が連携の中心となった場合であ
っても、小規模な薬局はこのようなリソースが豊富な薬局に依存す
るのではなく、かかりつけ薬剤師・薬局としての機能等、必要な機
能を自ら提供できる必要があるとの意見があった。
・実現可能性やその効果を検証するために、まずは一部の地域等で試
行的に実施し、検討課題や問題点を抽出した上で具体的な仕組みを
検討してはどうかとの意見があった。
・薬局間連携を行うべき理由等について、十分に周知する必要がある
のではないかとの意見があった。
・薬局間連携のまとめ役となる薬局を薬局間連携の制度として位置付
脚注 29 参照
27