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参考資料 薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループとりまとめ(本文) (31 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27261.html
出典情報 厚生科学審議会 医薬品医療機器制度部会(令和4年度第1回 8/5)《厚生労働省》
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これに対し、へき地・離島等において薬局がない場合には、対面の代
替手段としてオンライン服薬指導と自宅等への訪問を組み合わせる こ
となどにより薬剤師サービスの提供が可能であり、安易にモバイルファ
ーマシーを本来の用途(災害時)以外に用いる必要性は考えられないと
の意見があった。



このほか、へき地・離島等ではオンライン服薬指導後の薬剤の配送に
時間を要する場合があり、患者の様々なニーズに対応するためには、ド
ローンによる配送等も検討すべきではないかとの意見があった。

(4)その他
①同一薬局の利用推進
○ 厚生労働省の調査 41 では、複数の医療機関を受診する患者の多くが複
数の薬局を利用している。
○ 同一の薬局の利用やかかりつけ薬剤師を持つことは、薬剤や患者の状
態の一元的な把握や信頼関係の構築等により、重複投薬やポリファーマ
シーの解消等、より良い薬剤師サービスの提供に繋がる。また、他職種
にとっても、薬局の一元化により連携が容易になるメリットがある。
○ 一方で、患者が複数の薬局を利用 42する理由としては、門前薬局が便利
であることに加え、薬剤師の役割、同一薬局の利用やかかりつけ薬剤師
を持つことのメリットが患者に十分に理解されていないことが考えら
れる。
○ このため、厚生労働省及び日本薬剤師会等の関連団体は、同一薬局の
利用やかかりつけ薬剤師が提供する具体的な薬剤師サービス 43のメニュ
ーやそれによる患者のメリットについて、より一層わかりやすい広報等
を行うべきである。
○ さらに、各薬局においては、薬局利用者・患者に対し、同一薬局を利
用することの意義を丁寧に説明することが求められる。
○ また、電子処方箋には処方箋の薬局への事前送付の機能があり、事前
送付が一般化することにより、自宅や職場近くの特定の薬局の利用が増
えていくことが想定される。
○ なお、抗がん剤治療等、高度な薬学管理を必要とする場合、患者は普
段利用するかかりつけ薬局に加え、専門医療機関連携薬局等の他の薬局
を利用することも想定される。この場合、このような薬局とかかりつけ
薬局との間で情報連携が必要である。

41

脚注 11 参照
複数の医療機関を受診する際に、それぞれの医療機関の門前薬局を利用する場合が考え
られる。
43
多忙な働き盛りの世代には、一般的なかかりつけ薬剤師の役割に加え、オンライン服薬
指導やオンラインによる相談等も期待されていると考えられる。
42

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