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資料2-4 重篤副作用疾患別対応マニュアル 網膜・視路障害(案) (26 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000209243_00004.html
出典情報 重篤副作用総合対策検討会(第14回 9/15)《厚生労働省》
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進行し、中止後数ヶ月から半年で回復傾向が出現してくる。しかし、中止
後 1 年以降の回復は難しいといわれている 12)。なお、イソニアジドも視神
経症を生じる可能性があるが原因はビタミン B6 欠乏によると考えられて
おり、ビタミン B6 は必ず併用すべきである。
エタンブトールによる中毒性視神経症は通常は可逆的で、回復する場合
が多いといわれているが、予後不良のものも決して少なくない6)。症例 1
は回復例であるが、症例 2 は非回復例である。投与中止が遅れた場合、視
力 0.1 以下のものは予後不良である。また、腎機能低下、糖尿病、貧血、
高齢者、低体重者(40 kg 以下)は視神経症が発症しやすい。エタンブトー
ルは視神経炎、糖尿病、アルコール中毒の患者、乳幼児は原則禁忌である。

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