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【資料1】循環器病対策推進基本計画の見直しに係る学会、団体等からの書面ヒアリングの結果について (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28143.html
出典情報 循環器病対策推進協議会(第9回 9/28)《厚生労働省》
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循環器病に係る指標の更新に関する主なご意見



○ 循環器病に係る指標のうち、救護に関する指標の更新への主なご意見及び提案された指標案を、
以下に示す。
主なご意見
• 血栓回収療法の適応(large vessel occlusion; LVO)を判断する病前スケールがいくつも提唱され、国内でも種々のス
ケールの使用経験とそれぞれの有効性が発表されている。しかし全国で統一的に使用できるものとはなっておらず、この
ままでは医療提供体制を基本計画に反映させるためのデータ蓄積につながらない。救急隊が脳卒中患者を収容する時に
「脈不整、共同偏倚、半側空間無視(指4本法)、失語(眼鏡/時計の呼称)、顔面麻痺、上肢麻痺」の6項目を観察する
ことを推奨しており、今後、この方法による血栓回収療法の適応となる主幹動脈閉塞(LVO)の感度、特異度、陽性適中
率、陰性適中率を各都道府県ごとに算出し、全国データとしてまとめ、項目をブラッシュアップしていく。
• 「急性期病院以外の病院で対応している循環器疾患リスク患者数」及び「急性期病院以外の病院に搬送されている循環器
疾患の救急搬送の件数の低下」を指標として加えてはどうか(理由は下記のとおり)。
 理由1:循環器疾患リスクのある患者の早期発見により、適切なタイミングで治療介入を行い、急性期病院に運ばれる
患者の低減を目指す。同時に感染症拡大の際の急性期病院の負荷集中を回避できる体制を構築するため。

 理由2:上記指標は、循環器疾患リスク、慢性循環器リスクを有する患者様の重症化を防止する遠隔医療サービスの社
会実装を推進する指標とすることができる。また、感染症拡大の際の急性期病院の負荷集中を回避できる患者数の管理
体制を構築するため。(遠隔医療サービスにより、循環器疾患リスクの患者様の件数、状況を把握することで、適切な
医療サービスができる。その結果として、救急搬送の件数が低下すると考えるので、急性期病院に搬送される前の患者
数の増加(遠隔サービス患者数)に伴う救急搬送件数低下をウォッチングすべき)

提案された指標案
• 「主幹動脈閉塞を予測する6項目の観察指標」(※)に係る指標
• 急性期病院以外の病院で対応している循環器疾患リスク患者数

• 急性期病院以外の病院に搬送されている循環器疾患の救急搬送の件数


主幹動脈閉塞を予測する6項目の観察指標:脈不整、共同偏倚、半側空間無視(指4本法)、失語(眼鏡/時計の呼称)、顔面麻痺及び上肢麻痺の6項目。

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