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資料4-4 ジドロゲステロン (10 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00022.html |
出典情報 | 医薬・生活衛生局が実施する検討会 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第50回 1/26)《厚生労働省》 |
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自然周期で凍結融解胚移植を実施した女性 8200 例を対象に、本薬及びプロゲステロン腟
錠(以下、
「P 腟錠」
)の有効性を比較することを目的に、後方視的に検討した(本薬投与例
1495 例、P 腟錠投与例 6705 例)。
経腟超音波検査及び血中エストラジオール濃度により十分な卵胞発育が確認された時点
でブセレリン酢酸塩 600 µg の点鼻投与により最終的な卵胞成熟を誘発した。その 4 又は 5
日後に ET を行い、黄体機能正常(ET 日の血中プロゲステロン値が 11 ng/ml 以上)例には、
ET 日から妊娠判定日まで本薬 30 mg/日を経口投与し、軽度の黄体機能不全(ET 日の血中
プロゲステロン値が 8 ng/mL 以上かつ 11 ng/mL 未満)例には、ET から妊娠 8 週の胎児心
拍確認まで P 腟錠を投与した。
有効性について、本薬投与例及び P 腟錠投与例で、臨床妊娠率は 42.2%及び 40.1%、継続
妊娠率は 35.8%及び 35.1%、生産率は 29.6%及び 27.2%であった。
安全性に係る記載はなし。
(2)Peer-reviewed journal の総説、メタ・アナリシス等の報告状況
代表的な公表文献の概略について、以下に示す。
1) Oral dydrogesterone vs. vaginal progesterone capsules for luteal-phase support in women
undergoing embryo transfer: a systematic review and meta-analysis.(JBRA Assist Reprod 2018;
22: 148-56)6)
新鮮胚移植若しくは凍結融解胚移植において本薬と P 腟用カプセルを比較検討した無作
為化試験 9 試験についてメタ・アナリシスした。本薬群は P 腟用カプセル群と比較して、
生産率又は継続妊娠率(オッズ比(以下、「OR」[95%CI]:1.08[0.92, 1.26])、臨床妊
娠率(OR[95% CI]:1.10[0.95, 1.27])、臨床妊娠確認後の流産率(OR[95%CI]:0.92
[0.68, 1.26])のいずれについても有意差を認めなかった。
また、1 試験で、本薬群は P 腟用カプセル群と比較して腟出血(リスク比(以下、「RR」)
[95%CI]:2.38[1.18, 4.78])、悪心(RR[95%CI]:21.00[1.27, 346.66])が有意に多
くみられた。
2) Dydrogesterone as an oral alternative to vaginal progesterone for IVF luteal phase support: A
systematic review and individual participant data meta-analysis. ( PLoS One 2020; 15:
e0241044)16)
新鮮胚移植において本薬 20~40 mg/日とプロゲステロン(P 腟用カプセル 600~800 mg/
日又は P 腟用ゲル 90 mg/日)を比較検討した無作為化試験 9 試験についてメタ・アナリシ
スした。本薬群はプロゲステロン群と比較して、妊娠 12 週目の継続妊娠率(OR[95%CI]
:
1.32[1.08, 1.61]
)
、生産率(OR[95%CI]
:1.28[1.04, 1.57]
)が有意に高かった。
また、本薬群及びプロゲステロン群(以下、同順)の腟出血はそれぞれ 11.6%(120/1036
例)及び 9.5%(97/1023 例)、自然流産率は 8.4%(87/1036 例)及び 10.3%(105/1023 例)
、
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錠(以下、
「P 腟錠」
)の有効性を比較することを目的に、後方視的に検討した(本薬投与例
1495 例、P 腟錠投与例 6705 例)。
経腟超音波検査及び血中エストラジオール濃度により十分な卵胞発育が確認された時点
でブセレリン酢酸塩 600 µg の点鼻投与により最終的な卵胞成熟を誘発した。その 4 又は 5
日後に ET を行い、黄体機能正常(ET 日の血中プロゲステロン値が 11 ng/ml 以上)例には、
ET 日から妊娠判定日まで本薬 30 mg/日を経口投与し、軽度の黄体機能不全(ET 日の血中
プロゲステロン値が 8 ng/mL 以上かつ 11 ng/mL 未満)例には、ET から妊娠 8 週の胎児心
拍確認まで P 腟錠を投与した。
有効性について、本薬投与例及び P 腟錠投与例で、臨床妊娠率は 42.2%及び 40.1%、継続
妊娠率は 35.8%及び 35.1%、生産率は 29.6%及び 27.2%であった。
安全性に係る記載はなし。
(2)Peer-reviewed journal の総説、メタ・アナリシス等の報告状況
代表的な公表文献の概略について、以下に示す。
1) Oral dydrogesterone vs. vaginal progesterone capsules for luteal-phase support in women
undergoing embryo transfer: a systematic review and meta-analysis.(JBRA Assist Reprod 2018;
22: 148-56)6)
新鮮胚移植若しくは凍結融解胚移植において本薬と P 腟用カプセルを比較検討した無作
為化試験 9 試験についてメタ・アナリシスした。本薬群は P 腟用カプセル群と比較して、
生産率又は継続妊娠率(オッズ比(以下、「OR」[95%CI]:1.08[0.92, 1.26])、臨床妊
娠率(OR[95% CI]:1.10[0.95, 1.27])、臨床妊娠確認後の流産率(OR[95%CI]:0.92
[0.68, 1.26])のいずれについても有意差を認めなかった。
また、1 試験で、本薬群は P 腟用カプセル群と比較して腟出血(リスク比(以下、「RR」)
[95%CI]:2.38[1.18, 4.78])、悪心(RR[95%CI]:21.00[1.27, 346.66])が有意に多
くみられた。
2) Dydrogesterone as an oral alternative to vaginal progesterone for IVF luteal phase support: A
systematic review and individual participant data meta-analysis. ( PLoS One 2020; 15:
e0241044)16)
新鮮胚移植において本薬 20~40 mg/日とプロゲステロン(P 腟用カプセル 600~800 mg/
日又は P 腟用ゲル 90 mg/日)を比較検討した無作為化試験 9 試験についてメタ・アナリシ
スした。本薬群はプロゲステロン群と比較して、妊娠 12 週目の継続妊娠率(OR[95%CI]
:
1.32[1.08, 1.61]
)
、生産率(OR[95%CI]
:1.28[1.04, 1.57]
)が有意に高かった。
また、本薬群及びプロゲステロン群(以下、同順)の腟出血はそれぞれ 11.6%(120/1036
例)及び 9.5%(97/1023 例)、自然流産率は 8.4%(87/1036 例)及び 10.3%(105/1023 例)
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