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資料4-7   レトロゾール (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00022.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第50回 1/26)《厚生労働省》
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きない状態であったことから、出生後の発生に関する試験を実施した。当該試験において、
分娩後の親動物に本薬 0.003、0.03 又は 0.3 mg/kg/日を分娩後 0 日目から 20 日目まで反復経
口投与した結果、親動物及び雌の出生児に対する無毒性量は 0.3 mg/kg/日と判断されたが、
雄の出生児では生殖機能に対する影響(交尾率及び受胎率の低値)が 0.003 mg/kg/日から認
められたため、無毒性量は得られなかった。
(2)Peer-reviewed journal の総説、メタ・アナリシス等の報告状況
代表的な公表文献の概略について、以下に示す。
1)

Letrozole Compared With Clomiphene Citrate for Unexplained Infertility: A Systematic Review
and Meta-analysis.(Obstet Gynecol 2019; 133: 437-44)13)
原因不明不妊の患者に本薬又は CC を投与し、タイミング療法又は IUI を施行したとき

の有効性及び安全性を評価した結果、並びに本薬を用いた治療方法について以下のように
記載されている。
本薬の投与量は 2.5~7.5 mg/日であった。
本薬の投与期間は、月経周期 3 日目から 5 日間又は月経周期 1 日目から 9 日間であっ
た。
CC に対する本薬の臨床妊娠率、生産率、及び双胎妊娠率のリスク比(以下、
「RR」

[95%CI]は、1.15[0.75, 1.85]
、0.94[0.83, 1.08]
、及び 0.81[0.39, 1.68]であった。
また、CC に対する本薬の 18 mm 以上の卵胞数の加重平均値の差[95%CI]は-0.12[-
0.52, 0.27]個であった。
異所性妊娠及び先天異常の発現割合について、本薬群と CC 群の間に差は認められな
かった。
ほてり及び便秘の発現割合は CC 群で高かった一方、関節痛及び四肢痛の発現割合は
本薬群で高かった。
2)

Letrozole versus clomiphene citrate for unexplained infertility: a systematic review and metaanalysis.(J Obstet Gynaecol Res 2014; 40: 1205-16)14)
原因不明不妊の患者に本薬又は CC を投与し、タイミング療法又は IUI を施行したとき

の有効性及び安全性を評価した結果、並びに本薬を用いた治療方法について以下のように
記載されている。
本薬の投与量は 2.5~7.5 mg/日であった。
本薬の投与期間は、月経周期 3 日目から 5 日間又は月経周期 1 日目から 9 日間であっ
た。
CC に対する本薬の臨床妊娠率、生産率及び多胎妊娠率の RR[95%CI]は、1.26[0.89,
1.80]、0.94[0.83, 1.08]
、及び 0.57[0.25, 1.27]であった。また、CC に対する本薬の
18 mm 以上の卵胞数の平均値の差[95%CI]は-0.40[-1.68, 0.89]個であった。
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