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資料2-2:第2期循環器病対策推進基本計画本文(案) (26 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29443.html |
出典情報 | 循環器病対策推進協議会(第11回 12/6)《厚生労働省》 |
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1
(現状・課題)
2
令和2(2020)年の世界保健機関(WHO)からの報告に、成人で緩和ケア21
3
を必要とする頻度の高い疾患として循環器病があげられている。循環器病は、生
4
命を脅かす疾患であり、病気の進行とともに全人的な苦痛が増悪することを踏
5
まえて、疾患の初期段階から継続して緩和ケアを必要とする疾患である。加えて、
6
例えば、臨床経過の特徴として増悪を繰り返すことが挙げられる心不全につい
7
ては、治療と連携した緩和ケアも必要とされている。
8
9
(取り組むべき施策)
10
患者の苦痛を身体的・精神心理的・社会側面的等の多面的な観点を有する全人
11
的な苦痛として捉えた上で、全人的なケアを行うべく、多職種連携や地域連携の
12
下で、循環器病患者の状態に応じた適切な緩和ケアを治療の初期段階から推進
13
する。また、その際には、アドバンス・ケア・プランニングによる個人の意思決
14
定に基づく緩和ケアが提供される必要がある。
15
16
専門的な緩和ケアの質を向上させ、患者と家族のQOLの向上を図るため、関
17
係学会等と連携して、医師等に対する循環器病の緩和ケアに関する研修会等を
18
通じて、緩和ケアの提供体制を充実させる。
19
⑦社会連携に基づく循環器病対策・循環器病患者支援
20
21
22
(現状・課題)
23
循環器病患者は、慢性期に、脳卒中後の後遺症の残存や心血管疾患治療後の身
24
体機能の低下等により、生活の支援や介護が必要な状態に至る場合がある。また、
25
再発や増悪等を繰り返す特徴があることから、その予防のための生活習慣の改
26
善や、服薬の徹底等適切な管理及びケアを行うことも必要である。必要に応じて
27
介護保険制度、障害者福祉制度及び医療制度が連携を行うことも重要である。そ
28
のため、循環器病患者が、急性期から回復期、慢性期まで切れ目なく医療を受け
29
られるような在宅医療の体制整備や、医療サービスと介護・福祉サービス等の必
30
要な支援が一貫して受けられるような体制の整備が必要である。
31
21
世界保健機関(WHO)によると、緩和ケアとは、
「生命を脅かす病に関連する問題に直
面している患者とその家族のQOLを、痛みやその他の身体的・心理社会的・スピリチュア
ルな問題を早期に見出し的確に評価を行い対応することで、苦痛を予防し和らげることを
通して向上させるアプローチである」とされている。
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(現状・課題)
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令和2(2020)年の世界保健機関(WHO)からの報告に、成人で緩和ケア21
3
を必要とする頻度の高い疾患として循環器病があげられている。循環器病は、生
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命を脅かす疾患であり、病気の進行とともに全人的な苦痛が増悪することを踏
5
まえて、疾患の初期段階から継続して緩和ケアを必要とする疾患である。加えて、
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例えば、臨床経過の特徴として増悪を繰り返すことが挙げられる心不全につい
7
ては、治療と連携した緩和ケアも必要とされている。
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(取り組むべき施策)
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患者の苦痛を身体的・精神心理的・社会側面的等の多面的な観点を有する全人
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的な苦痛として捉えた上で、全人的なケアを行うべく、多職種連携や地域連携の
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下で、循環器病患者の状態に応じた適切な緩和ケアを治療の初期段階から推進
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する。また、その際には、アドバンス・ケア・プランニングによる個人の意思決
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定に基づく緩和ケアが提供される必要がある。
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16
専門的な緩和ケアの質を向上させ、患者と家族のQOLの向上を図るため、関
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係学会等と連携して、医師等に対する循環器病の緩和ケアに関する研修会等を
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通じて、緩和ケアの提供体制を充実させる。
19
⑦社会連携に基づく循環器病対策・循環器病患者支援
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(現状・課題)
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循環器病患者は、慢性期に、脳卒中後の後遺症の残存や心血管疾患治療後の身
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体機能の低下等により、生活の支援や介護が必要な状態に至る場合がある。また、
25
再発や増悪等を繰り返す特徴があることから、その予防のための生活習慣の改
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善や、服薬の徹底等適切な管理及びケアを行うことも必要である。必要に応じて
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介護保険制度、障害者福祉制度及び医療制度が連携を行うことも重要である。そ
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のため、循環器病患者が、急性期から回復期、慢性期まで切れ目なく医療を受け
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られるような在宅医療の体制整備や、医療サービスと介護・福祉サービス等の必
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要な支援が一貫して受けられるような体制の整備が必要である。
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世界保健機関(WHO)によると、緩和ケアとは、
「生命を脅かす病に関連する問題に直
面している患者とその家族のQOLを、痛みやその他の身体的・心理社会的・スピリチュア
ルな問題を早期に見出し的確に評価を行い対応することで、苦痛を予防し和らげることを
通して向上させるアプローチである」とされている。
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