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別紙1○【先進医療合同会議】先進医療Bに係る新規技術の科学的評価等について (23 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00053.html |
出典情報 | 先進医療会議(第117回先進医療会議、第142回先進医療技術審査部会 12/8)《厚生労働省》 |
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6.先進医療実施届出書(P14)及び統計解析計画書(P6)において、主要評価項目の有意水準は通
常 5%を採用しますが、片側 5%に設定されている理由はなぜでしょうか。ご説明お願います。
【回答】
潰瘍性大腸炎は国が定める指定難病であり、その患者数は約 22 万人とされています。一方、本研究の
対象である 5-ASA 製剤が効果不十分又は不耐な左側・全大腸炎型の患者さんのうち、本治療を使用し
得るのは、研究計画書「1.4. 本研究の意義」に記載したとおり 4,600 人程度と推計しています。医薬品医
療機器法第 77 条の 2 に基づき指定される希少疾病用医薬品等で規定される患者数は、本邦において
5 万人未満とされており、本研究の対象患者数は希少疾病医薬品等の患者数上限の約 1/10 であり、
非常に少ない患者集団となります。本研究の適格性基準を満足し、同意取得可能な患者数は更に減少
すると考えています。
このような状況が想定される中、本研究では実施可能性も考慮した症例数設計が極めて重要であると
考えています。本研究では、信頼性の高いヒストリカルコントロールデータから有効性の閾値が明らかで
あり、かつ、「臨床試験のための統計的原則」(医薬審第 1047 号、平成 10 年 11 月 30 日)の質疑応答
Q2「片側検定又は両側検定のどちらを用いるか、またそこでの有意水準をいくらにすべきかを、優越性
試験と非劣性試験のそれぞれで説明願いたい。」に対する以下の Q2 回答(下線部)を参考に、本研究
では希少疾病用医薬品等のように十分な患者を集めることが困難であることから、有意水準を緩くする
等の措置をとることが可能と考え、有意水準を片側 5%に設定しました。
<Q2 回答>
~。そこで、今後は、検証的試験においては、仮説の検定においてどちらの方法を用いる場合であって
も、効果の推定には 95%信頼係数の両側信頼区間を用い、検定の際の有意水準は、これによる判断と
の整合性を図るため、優越性試験、非劣性試験のいずれにおいても、片側 2.5%又は両側 5%とすること
を原則とする。用量反応試験についても、用量反応性を示すことにより薬剤の有効性を検証するような
試験においては上記と同様である。ただし、適切な説明ができるのであれば、より強固な有効性の根拠
を示すために有意水準を厳しくする、稀少疾病用医薬品にみられる例のように十分な被験者を集めるこ
とが困難な場合は有意水準を緩くする、などの措置をとってもよい。~
以上
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常 5%を採用しますが、片側 5%に設定されている理由はなぜでしょうか。ご説明お願います。
【回答】
潰瘍性大腸炎は国が定める指定難病であり、その患者数は約 22 万人とされています。一方、本研究の
対象である 5-ASA 製剤が効果不十分又は不耐な左側・全大腸炎型の患者さんのうち、本治療を使用し
得るのは、研究計画書「1.4. 本研究の意義」に記載したとおり 4,600 人程度と推計しています。医薬品医
療機器法第 77 条の 2 に基づき指定される希少疾病用医薬品等で規定される患者数は、本邦において
5 万人未満とされており、本研究の対象患者数は希少疾病医薬品等の患者数上限の約 1/10 であり、
非常に少ない患者集団となります。本研究の適格性基準を満足し、同意取得可能な患者数は更に減少
すると考えています。
このような状況が想定される中、本研究では実施可能性も考慮した症例数設計が極めて重要であると
考えています。本研究では、信頼性の高いヒストリカルコントロールデータから有効性の閾値が明らかで
あり、かつ、「臨床試験のための統計的原則」(医薬審第 1047 号、平成 10 年 11 月 30 日)の質疑応答
Q2「片側検定又は両側検定のどちらを用いるか、またそこでの有意水準をいくらにすべきかを、優越性
試験と非劣性試験のそれぞれで説明願いたい。」に対する以下の Q2 回答(下線部)を参考に、本研究
では希少疾病用医薬品等のように十分な患者を集めることが困難であることから、有意水準を緩くする
等の措置をとることが可能と考え、有意水準を片側 5%に設定しました。
<Q2 回答>
~。そこで、今後は、検証的試験においては、仮説の検定においてどちらの方法を用いる場合であって
も、効果の推定には 95%信頼係数の両側信頼区間を用い、検定の際の有意水準は、これによる判断と
の整合性を図るため、優越性試験、非劣性試験のいずれにおいても、片側 2.5%又は両側 5%とすること
を原則とする。用量反応試験についても、用量反応性を示すことにより薬剤の有効性を検証するような
試験においては上記と同様である。ただし、適切な説明ができるのであれば、より強固な有効性の根拠
を示すために有意水準を厳しくする、稀少疾病用医薬品にみられる例のように十分な被験者を集めるこ
とが困難な場合は有意水準を緩くする、などの措置をとってもよい。~
以上
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