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参考資料11            ワクチンの副反応に対する考え方及び評価について(令和3年2月15日合同部会資料3) (27 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
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新型コロナウイルス感染症のワクチンの接種に関する分科会の現時点での考え方(一部抜粋)
新型コロナウイルス感染症対策分科会

令和2年8月21日(金)

(目的)
〇 国は、死亡者や重症者をできる限り抑制し、国民の生命及び健康を守るために、ワクチン接種の実施体制を整えてい
く必要がある。
〇 今回の新型コロナウイルスワクチンの安全性及び有効性については科学的な不確実性がある一方で、国民の期待も
極めて大きいことから、しっかりと正確な情報を丁寧に伝えていく必要がある。
(安全性及び有効性について)
〇 ワクチンの接種を行うにあたっては、リスクとベネフィットの双方を考慮する必要がある。現在のところ、開発されるワ
クチンの安全性及び有効性については不明な点が多いが、継続的な情報収集を進める必要がある。
〇 特に留意すべきリスクは、現在開発が進められているワクチンでは、核酸やウイルスベクター等の極めて新規性の高
い技術が用いられていることである。また、ワクチンによっては、抗体依存性増強(ADE)など重篤な副反応が発生する
こともありうる。ワクチンの接種にあたっては、特に安全性の監視を強化して接種を進める必要がある。
〇 一般的に、呼吸器ウイルス感染症に対するワクチンで、感染予防効果を十分に有するものが実用化された例はな
かった。従って、ベネフィットとして、重症化予防効果は期待されるが、発症予防効果や感染予防効果については今後
の評価を待つ必要がある。しかし、今から、安全性と共に有効性が妥当なワクチンが開発されたときに備えて準備を進
めていく必要がある。
〇 実際に接種を始める時期は、安全性及び有効性について国が認める薬事承認が行われた後となる。しかし、新規性
の高いワクチンである場合、市販後に多数の人々への接種が開始された後になって初めて明らかになる安全面の課
題も想定されるため、現実社会(Real world)での有効性を検討する疫学調査とともに市販後調査を行いながら、注意し
て接種を進める必要がある。そして、副反応などの発生については、特に情報収集とともに、適切な情報発信を行う必
要がある。
〇 なお、実際の安全性及び有効性などの性能評価については、医薬品医療機器総合機構 (PMDA)での検討とともに、
厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会での議論を十分に行っていただきたい。導入後の副反応のモニタリングに
ついても、予防接種・ワクチン分科会にお願いをしたい。有害事象の発生時の対応についても、予防接種・ワクチン分
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科会で行うことを確認したい。