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資料2-1第2 回制度部会資料 (43 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_30193.html
出典情報 厚生科学審議会 医薬品医療機器制度部会(令和4年度第2回 1/12)《厚生労働省》
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大麻の適切な使用の推進に向けて①

現状及び課題

○ 大麻草には約120種類のカンナビノイド成分が存在しているといわれ、その主な成分として、THC以外に、CBDが知
られている。
○ CBDについては、幻覚作用を有さず、抗てんかん作用や抗不安作用を有するとされており、前述のエピディオレッ
クスのように医薬品の主成分としても活用されている。また、それ以外にも、欧米を中心にCBD成分を含む様々な
製品群が販売されており、市場規模が急速に拡大しているとされている。また、大麻草から、バイオプラスチック
や建材などの製品が生産される海外の実例もあり、伝統的な繊維製品以外にも、様々な活用が進んでいる状況が見
られる。
○ 我が国の現行制度においても、主に大麻草の規制部位以外から抽出されたとされるCBD成分を含む製品(CBD製品)
が、海外から輸入され、食品やサプリメントの形態で販売されている状況となっている。
○ 一方、国内で販売されているCBD製品から、THCが微量に検出され、市場から回収されている事例があり、安全な製
品の適正な流通・確保が課題となっている。
○ また、大麻に係る規制体系を、THCを中心とした成分規制を原則とする場合、現行とは異なり、花穂や葉から抽出
したCBD等の成分が利用可能となる。ただし、大麻草のような自然物質を原料とする以上、CBD製品に規制対象成分
であるTHCの残留が完全なゼロとすることは可能なのか、といった指摘がある。そのため、CBD製品中に残留する不
純物であるTHCの取扱いについて検討する必要がある。

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