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資料2-1第2 回制度部会資料 (50 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_30193.html
出典情報 厚生科学審議会 医薬品医療機器制度部会(令和4年度第2回 1/12)《厚生労働省》
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大麻種子の生産・流通管理について
国内外における大麻種子の生産・流通管理方式
管理方式

THC管理の主体

品種の種類

登録品種
方式A

研究機関等

国内育成種

登録品種
方式B

輸入業者/海外
種苗業者、
研究機関等

海外品種

農場検査
方式C

国内検査機関

自家採種の
在来種等

THC検査の実施
時期

農家による種子の
増殖と分譲

事例

育成・増殖時

増殖×
分譲×

栃木県

あり

育成・増殖時
(海外)

増殖×
分譲×

カナダ

なし

生産物の収穫前

増殖○
分譲○

米国各州

品種登録
あり
(国内)
(海外/国
内)

引用元

北海道ヘンプ協会提供資料より(一部改変)



国内外の事例を踏まえると、大麻種子の生産・流通管理方式は、「登録品種方式」と「農場検査方式」の2つに分類される。



登録品種方式Aは、栃木県に見られる方式で、農業試験場等が、登録品種又はそれに準じた品種の種子を増殖して大麻農家に配布
する。その種子を使って大麻農家が栽培した生産物(大麻草)はTHC検査を必要としない。



登録品種方式Bは、カナダにみられる方式で、海外の登録品種を種苗会社から購入して、大麻農家が栽培した場合、その品種の
生産物(大麻草)はTHC検査を必要としない。



農場検査方式Cは、米国の各州で見られる方式で、登録品種ではない大麻種子を栽培した場合、収穫する前にTHC検査を実施し、
THC制限値以下であることが確認された生産物(大麻草)のみが市場流通する。



登録品種とは、各国の種苗関係の法律に基づいて登録された品種のことで、欧州ではEU共通農業植物品種カタログによって、大
麻は2022年4月末で79品種が登録されている。カナダでは、2022年に74品種が登録されている。

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