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参考資料3   社会保障審議会医療保険部会における議論の整理 (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_30235.html
出典情報 社会保障審議会 医療保険部会(第162回 1/16)《厚生労働省》
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多くなっているが、このような状態を放置すると、組合が解散して、協
会けんぽへの移行がおこり、財政負担が発生してくるだけではなく、全
体の保険財政運営の予見性の低下のほか、被保険者に対する影響が懸念
をされる
・ あまりにも大きな保険料率の負担の格差というのはやはり社会保険の
在り方から考えて望ましくないのではないか
・ 実際には保険料率が5%下回る組合も存在する一方、保険料率が 10%
を超える組合も増えている現状においては、個々の保険者のみで解決が
困難な課題に共同して取り組むことも必要ではないか
・ 組合全体の保険料の増加、保険料 10%超の組合の増加は、解散で協
会への移行・国庫負担増に繋がる。格差是正は必要
・ 健保組合は保険者機能を発揮して加入者の健康寿命の延伸や医療費適
正化を含めてこの制度の維持発展に貢献してきた。そういう意味で、健
保組合のこうした取組や保険者機能を後退させないように十分な配慮、
や対応が必要
・ 保険料率が高いところと低いところばらつきあり、保険料率の一本化
も検討課題ではないか
等の意見があった。
○ これを踏まえ、当部会では
・ 被用者保険における保険料率の格差を是正する観点から、前期高齢者
の医療給付費負担について報酬水準に応じた調整の仕組みを導入するこ
と、あわせて、前期高齢者の少ない小規模な保険者における年度毎の前
期高齢者納付金の変動を抑えるための見直し
・ その際、現役世代の負担をできる限り抑制し、企業の賃上げ努力を促
進する形で、既存の支援を見直すとともに更なる支援を行うこと
について議論を行った。

(前期高齢者の医療給付費負担における被用者保険者間の格差の是正)
○ 前期高齢者の医療給付費負担における被用者保険者間の格差の是正につ
いては、以下の内容について議論を行った。
・ 前期高齢者の給付費の調整は、現在、「加入者数に応じた調整」を一律
に実施しているが、負担能力に応じた負担の観点から、被用者保険者間で
は、現行の「加入者数に応じた調整」に加え、部分的に「報酬水準に応じ
た調整」(報酬調整)を導入する。
・ 前期財政調整では、納付金の計算において前期高齢者1人当たり給付
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