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資料5 益山参考人提出資料 (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32127.html
出典情報 医薬品の販売制度に関する検討会(第3回 4/10)《厚生労働省》
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一般用医薬品による救急搬送事例調査(藤田医科大学病院へのインタビュー調査)
OTC過剰服用による薬物中毒者の動向
OTCの過量服用による薬物中毒患者の6割が10~
20代の若年者であるため、特に20歳未満の未成年
者で救急搬送された患者を対象にした研究をした。
救急搬送された未成年者の患者の大半(36例中29
例)は店頭で購入しており、未成年の特徴ともいえる
患者背景についてみると、コロナ禍前の薬物中毒患
者の20%がOTCに起因していたが、コロナ禍後では
30%程度に増加していた。年齢については30歳以下
で8割程度を占めており、高揚感を得られるブロン系
よりも、解熱鎮痛薬、総合感冒薬の過剰服用により、
明らかに自殺を企図したものが多く、3割くらいが致
死量に達していた。なお、全体でみると精神科の受
診歴がある患者は8割程度であるが、未成年の6割
は精神科の既往がなかった。

出典;一般用医薬品による中毒患者の現状とその対策
廣瀬正幸他 日臨救急医会誌(JJSEM)2020:23:702-6

2011年5月~2019年3月までに藤田医科大学病院・救命救急セン
ターに搬送された意図的な医薬品の過量服薬による急性薬物中
毒患者477例のうち、一般用医薬品を摂取した患者86例を対象に
分析

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