よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料5 益山参考人提出資料 (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32127.html
出典情報 医薬品の販売制度に関する検討会(第3回 4/10)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

一般用医薬品による救急搬送事例調査(藤田医科大学病院へのインタビュー調査)
問題点
要指導医薬品や第1類医薬品の過剰服用が原因の患者はお
らず、第2類や第3類の医薬品の過剰服用が原因となっている。
やはり、要指導医薬品や第1類医薬品の店頭での買いづらさ
が、大量購入等の歯止めにつながっているのではないか。
第2類、第3類の医薬品では大量包装のものが存在している。
アセトアミノフェンであれば一箱で致死量に達する製品もあり、
買いやすさと合わせて第2類、第3類の医薬品が狙われてい
るものと考えられる。
医薬品の分類は適正に服用した場合の安全性に依拠してい
るため、過剰服用すると危険な医薬品であっても第2類、第3
類に分類されてしまっている。医薬品の分類において、このよ
うな危険性を考慮すべきであり、一箱で致死量に達するよう
な包装単位は規制すべきである。
販売者の問題としては、OTCの過剰服用による危険性につい
ての薬剤師の知識の欠如が挙げられる。ブロン系の医薬品
の危険性は知っていても、カフェイン、アセトアミノフェン、ジフ
ェンヒドラミンの危険性について認識していない薬剤師が多く
みられる。

出典;一般用医薬品による中毒患者の現状とその対策
廣瀬正幸他 日臨救急医会誌(JJSEM)2020:23:702-6

2011年5月~2019年3月までに藤田医科大学病院・救命救急セン
ターに搬送された意図的な医薬品の過量服薬による急性薬物中
毒患者477例のうち、一般用医薬品を摂取した患者86例を対象に
分析

17