よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【参考資料2】令和6年度の同時報酬改定に向けた意見交換会(第2回)資料 (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33174.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第217回 5/24)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

【テーマ5】認知症
1 現状
(1)総論
1)認知症について [p3-10]
○ 認知症高齢者数は、2012(平成 24)年で 462 万人と推計されており、2025
(令和7)年には約 700 万人(65 歳以上の高齢者の約 5 人に1人)、2040(令
和 22)年には約 800~950 万人(65 歳以上の高齢者の約4~5人に1人)に
達することが見込まれている。
○ 高齢者がいる世帯では、単独世帯及び夫婦のみ世帯の占める割合が増加し
続けており、単独世帯高齢者の増加は 85 歳以上で特に顕著である。2025 年
には、85 歳以上の男性の約7%、女性の約 14%が独居認知症高齢者になる
ものと予測されている。この割合は 2015(平成 27)年から 2040(令和 22)
年の 25 年間に男性では約3倍、女性で約2倍に増加する見込みである。
今後、誰もが認知症とともに生きることになる可能性があり、また、誰も
が介護者等として認知症に関わる可能性がある。
○ 2005(平成 17)年の改正介護保険法において、認知症ケアの基本的な考
え方は尊厳の保持そのものとされ、具体的には、認知症の人の特徴を踏まえ
た、①生活や行動全般を対象に、本人のペースに合わせた「心のケア」の提
供、②「なじみの人間関係」や「なじみの居住空間」といった「関係性」の
重視、③状態変化に対応した専門的ケア(医療との適時・適切な連携)が提
供される「継続性」と「専門性」の重要性、④「権利擁護」の必要性が示さ
れている。
○ 認知症になっても、本人の意思が尊重され、尊厳をもって暮らし続けるこ
とができるように、適時・適切な医療や介護を受けられる体制を整備してい
くことが求められる。
2)認知症施策推進大綱について [p11]
○ 団塊の世代が 75 歳以上となる 2025(令和7)年を見据え、認知症の人の
意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で自分らしく暮らし
続けることが出来る社会の実現に向けた「認知症施策推進総合戦略~認知症
2

- 16-