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2009年02月12日(木)
国民健康保険制度の運営、都道府県に積極的な役割を期待
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厚生労働省は2月12日に全国の高齢者医療・国民健康保険の担当者と後期高齢者医療広域連合事務局長を集めて、保険局各課より説明を行った。
資料は、保険局の(1)高齢者医療課(2)国民健康保険課(3)総務課医療費適正化対策推進室―からそれぞれ提示されている。
国民健康保険制度の運営(p84~p89参照)では、適用、給付、保険料の賦課・徴収、医療費適正化への取組みが重要とし、それらの具体的内容を示した上で、都道・・・
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2009年02月06日(金)
国民健康保険法施行令の一部改正政令を公布 厚労省
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厚生労働省は2月6日に、国民健康保険法施行令の一部を改正する政令案を公表した。これは、(1)介護納付金賦課額の限度額の引き上げ(9万円→10万円)(2)新たな所得割算定方式の創設―に関するもので、2月12日の官報で公布され、4月1日に施行予定となっている(p1参照)。
介護保険第2号被保険者に賦課している介護納付金に係る国民健康保険料の賦課限度額については、中間所得層の負担が過度とならないよう、限度額が「9・・・
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2009年02月05日(木)
協会けんぽの都道府県単位保険料率への移行について激変緩和措置を提案
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厚生労働省が2月5日に開催した、都道府県単位保険料率に関する意見交換会で配布された資料。この日は、全国健康保険協会における都道府県単位保険料率の設定について議論された。
国民健康保険は市町村単位で保険料の水準に格差がある(最大4.71倍)一方で、政管健保は保険料率が全国一律で地域ごとの医療費を反映していないという問題が指摘されていた(p5参照)。協会けんぽに移行した後も、財政状況は厳しく、将来の保・・・
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2009年02月04日(水)
社会保障制度調査会に、高齢者医療制度について資料提示 厚労省保険局
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自由民主党が2月4日に開催した、社会保障制度調査会医療委員会で配布された資料。この日は、厚生労働省から、高齢者医療制度についてまとめた資料が提示された。
資料には、(1)高齢者医療制度の仕組み(2)施行後の改善策(3)高齢者医療制度の見直し―が示されている。施行後の改善策では、平成20年度の対応と平成21年度以降の長寿医療制度の保険料軽減(p12~p13参照)や、70~74歳の患者負担の見直しの凍結・・・
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2009年02月03日(火)
保険料滞納者は保険医療機関の指定が受けられないことに 意見募集
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厚生労働省は2月3日に、「健康保険法施行規則の一部を改正する省令(仮称)案」に関する意見の募集を開始した。
今回の省令の改正案は、国民年金事業等の運営の改善のための「国民年金法等の一部を改正する法律」の一部施行に伴うもの。平成21年4月以降、医療機関及び保険薬局の開設者または管理者が医療保険、年金の保険料を滞納している者である場合には、厚生労働大臣はこれを指定しないことができることとなる・・・
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2009年01月30日(金)
税制改正に伴う激変緩和措置を実施する保険者が減少 介護保険事務調査
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厚生労働省は1月30日付けで都道府県介護保険担当主管課(室)宛てに、「平成20年度介護保険事務調査の集計結果について」の事務連絡を送付した。
この調査は、全国1811市町村(1657保険者)を対象に行われ、(1)保険料(2)要介護認定調査(3)給付(4)独自の施策(5)利用者負担の軽減施策―などに関して、平成20年4月1日現在の状況を集計してまとめている(p2~p6参照)。
調査結果によると、保険料(65歳以上の第1号被・・・
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2009年01月30日(金)
協会けんぽ、都道府県単位保険料率への具体的な移行について議論
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全国健康保険協会が1月30日に開催した、全国健康保険協会運営委員会で配布された資料。この日は、都道府県単位保険料率について議論されさた。
協会けんぽの保険料率は、現在、全国一律の保険料率(8.2%)が適用されているが、協会設立後1年以内に都道府県単位保険料率に移行する必要があるため、「激変緩和措置の内容」と「都道府県単位保険料率への具体的な移行時期(平成21年9月までに移行)について検討されている・・・
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2009年01月28日(水)
協会けんぽの都道府県単位保険料率、激変緩和措置の複数案を提示 自民党
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自由民主党が1月28日に開催した、社会保障制度調査会の医療委員会と厚生労働部会の合同会議で配布された資料。この日は、全国健康保険協会(協会けんぽ)の都道府県単位保険料率について議論された。
厚生労働省保険局からは、(1)都道府県単位保険料率(21年度見込み(試算))(2)考えられる激変緩和の内容(複数案)(3)都道府県単位保険料率への移行時期(4)協会・厚生労働省における今後の予定―について説明資料が提・・・
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2009年01月22日(木)
協会けんぽの保険料率の設定にあたり、激変緩和措置を検討 自民党
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自由民主党が1月22日に開催した、社会保障制度調査会の医療委員会と厚生労働部会の合同会議で配布された資料。この日は、全国健康保険協会における都道府県別保険料率の設定について、長野県支部と北海道支部評議会よりヒアリングが行われた。
厚生労働省からは、都道府県別保険料率設定の論点として、(1)激変緩和措置の内容(2)都道府県別保険料率への具体的な移行時期―についてまとめた資料が提示されている・・・
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2009年01月21日(水)
全国平均での介護保険料基準額は、第3期と概ね同水準に 厚労省見通し
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厚生労働省が1月20日・21日の2日間にわたって開催した、「全国厚生労働関係部局長会議」の厚生分科会で配布された資料のうち、老健局が提出した資料。
老健局からは、(1)介護報酬改定(2)第4期計画期間の介護保険料(3)認知症対策の推進(4)介護関連施設の整備(5)介護保険法及び老人福祉法の一部を改正する法律の施行―についてまとめた資料が提示されている(p3~p11参照)。
第4期計画期間の介護保険料については・・・
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2009年01月19日(月)
全国27都府県で約17万人に「資格証明書」発行のおそれ 保団連調査結果
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- 後期高齢者保険料普通徴収者の滞納者数調査(全国)の結果について(1/19)《保団連》
- 発信元:全国保険医団体連合会 カテゴリ: 医療提供体制
調査結果では、後期高齢者保険料を納付書や口座振替によって納めている「普通徴収者数」は平成20年9月時点で全国27都府県に163万6580人おり、そのうちの約1割に当たる17万4348人が滞納していることが明らかになった。後期高齢者医療制度では保険料を1年間滞納すると、窓口で医療費全額自己負担となる「資格証明書・・・
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2009年01月16日(金)
国保保険料の収納率は全国平均90%超、3年連続で上昇 厚労省
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厚生労働省が発表した「平成19年度国民健康保険(市町村)の財政状況について」の速報。平成19年度の一般被保険者分、退職被保険者分等、介護保険分を合わせた収支状況は、収支合計が13兆1164億円、支出合計は13兆726億円で、収支差引額は439億円であった。ただし、収入支出から基金繰入金、繰越金、基金積立金などを除いた精算後単年度収支差引額は1231億円の赤字となっている(p1参照)。
一方、保険料(税)の収納状況・・・
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2009年01月09日(金)
現役世代と高齢者世代の負担の公平から、高齢者の医療費負担無料化は不適当
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財務省は1月9日に、参議院議員から提出された高齢者の医療費負担無料化等に関する質問に対する答弁書を公表した。
答弁書では、現役世代と高齢者世代の負担の公平を図る観点から、高齢者の保険料及び一部負担金を無料化することは適当でないと考えている、と明記している(p1参照)。さらに、定額給付金は、家計への緊急支援として実施するものであり、消費を増やし景気を下支えする経済効果を有するものであり、「生活対・・・
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2008年12月26日(金)
協会けんぽ、平成21年度は1500億円のマイナス収支の見込み
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全国健康保険協会がこのほど開催した、全国健康保険協会運営委員会で配布された資料。この日は、平成21年度予算と都道府県単位保険料率について議論された。
資料には、全国健康保険協会の全体収支の見込み(p2参照)や、関係経費(平成21年度予算案 健康保険分)(p3参照)が提示されている。全国健康保険協会の全体収支の見込みは、平成20年度では、収入が7兆2100億円に対して支出は7兆3500億円であり、1400億円の・・・
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2008年12月25日(木)
第4期介護保険料は全国平均で、第3期と概ね同程度の水準 厚労省
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厚生労働省が12月25日に開催した、介護従事者処遇改善臨時特例交付金(仮称)担当者会議で配布された資料。この日は、第4期の保険料設定や介護従事者処遇改善臨時特例交付金(仮称)について、議論された。
第4期の保険料設定については、「上昇を最小限のものとすることで検討をされたい」とした上で、現時点で、厚労省としては、全国平均で第3期のものと概ね同程度の水準となる、との見解を示している(p3参照)。その上・・・
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2008年12月25日(木)
介護保険料の軽減のため、基準額の算定を各年度ごとに 政令案意見募集
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厚生労働省は12月25日に、介護保険法施行令の一部を改正する政令案について意見募集を開始した。
平成20年10月30日に取りまとめられた「生活対策」で、平成21年度の介護報酬改定(3.0%)に伴う介護保険の保険料の急激な上昇を抑制することとされたことを踏まえ、国は市町村に対し、当該改定による平成21年度の保険料上昇分の全額及び平成22年度の保険料上昇分の半額に相当する額を交付し、保険料の軽減を図ることとされている・・・
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2008年12月19日(金)
後期高齢者医療制度の口座振替による保険料徴収、要件を一部改正
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厚生労働省は12月19日に、高齢者の医療の確保に関する法律施行令等の一部を改正する政令を公表した。
今回改正されるのは、後期高齢者医療制度の保険料を口座振替による徴収について。その要件である、(1)普通徴収の場合、国民健康保険税の納付の実績が相当程度あるもの(2)世帯主又は配偶者の一方の口座からの振替の場合、公的年金の収入金額が180万円未満であるもの―が取り除かれる(p6参照)。理由としては、後期高齢・・・
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2008年12月19日(金)
介護納付金にかかる国保料の賦課限度額、介護保険第2号被保険者は10万円に
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厚生労働省は12月19日に、国民健康保険法施行令の一部を改正する政令案に関する意見募集を開始した。
政令案の概要では、(1)介護納付金賦課額に係る賦課限度額の見直し(2)新たな所得割算定方式の創設―が示されており、施行日は平成21年4月1日としている(p4参照)。
介護保険第2号被保険者に賦課している介護納付金に係る国民健康保険料の賦課限度額について、中間所得層の負担が過度とならないよう、限度額を「9万・・・
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2008年12月15日(月)
国保収納率3年連続上昇、滞納額は減少したものの、他道府県に比べて低い結果
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東京都は12月15日に、国民健康保険料(税)収納率が3年連続で対前年度比増となっていることを明らかにした。
都内全域の平成19年度の国保収納率(現年分)は86.87%で、対前年度比では、0.16ポイント上昇している。年々増加していた国保に係る滞納額は、今回減少に転じた一方で、都内の収納率は、他道府県に比べて低い状態が継続している、と報告している(p1参照)。資料には、平成19年度の区市町村別の収納率・・・
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2008年12月12日(金)
長寿医療制度「廃止はしない」、より良い制度へ見直しを 医療保険部会
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厚生労働省が12月12日に開催した社会保障審議会医療保険部会で配布された資料。この日は、前回に引き続き、出産育児一時金制度や、高齢者医療制度に関する検討会での検討状況及び保険料の支払方法の見直しについて議論された。
資料では、出産育児一時金の見直し案について概要とこれまでの経緯が示されている(p4~p11参照)。
また、長寿医療制度の見直しについては、基本的な考え方として(1)単に長寿医療制度を廃止し・・・
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2008年12月11日(木)
長寿医療制度の保険料、広域連合平均徴収率は91.56% 厚労省
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厚生労働省は12月11日に、「長寿医療制度の保険料の普通徴収の徴収率(第1期)」を公表した。これは、現時点で収納率を把握している18の広域連合について整理したもの。
18の広域連合の平均徴収率は、91.56%だった(p2参照)。最高は96.37%、最低は83.23%となっているが、広域連合名は明らかにされていない。なお、保険料は納期後においても収納されるため、今後、各期とも収納率は向上していく見込みである。また、当・・・
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2008年12月10日(水)
無保険状態の子どもに、有効期間6ヶ月の被保険者証の交付へ
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- 国民健康保険法の一部を改正する法律案要綱(12/10)《衆議院厚生労働委員会》
- 発信元:衆議院厚生労働委員会 カテゴリ: 医療保険
起草では、国民健康保険制度において、親の保険料滞納により中学生以下の子ども、約3万3000人がいわゆる無保険状態になっており、必要かつ適切な医療が受けられていないと指摘している。その上で、無保険状態となっている義務教育終了前の子どもには、有効期間を6ヶ月とする被保険者証を交付すること、としている(p1参照)。
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2008年12月04日(木)
財政調整・一元化は、政管健保に対する国庫補助削減の肩代わり、断固阻止
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健康保険組合連合会は12月4日に、財政調整・一元化阻止特別委員会の最終報告を公表した。この委員会は、政管健保(現:協会けんぽ)への支援措置を受け入れる条件とした「20年度限りの措置とすること」を実現するために平成20年2月に設置された。財政調整・一元化を阻止するためのアクションプランや、社会保障予算等に関する健保連の考え方をまとめている(p3参照)。
財政調整・一元化論の現状では、厚生労働省が平成20・・・
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2008年12月04日(木)
広域連合についてヒアリング 高齢者医療制度に関する検討会
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厚生労働省が12月4日に開催した、高齢者医療制度に関する検討会で配布された資料。この日は、広域連合についてヒアリングを行なった。
ヒアリングは、(1)国民健康保険制度広域化勉強会(p38~p63参照)(2)福岡県介護保険広域連合(p64~p68参照)―から行なわれ、現状や今後の課題などが提示された。
国民健康保険制度広域化勉強会は、高知県の国民健康保険について、保険料・税の統一、経費削減、経費の負担方法など・・・
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2008年12月03日(水)
第1号保険料の上昇抑制、介護従事者処遇改善臨時特例交付金(仮称)
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厚生労働省は12月3日に、介護保険最新情報vol.52を公表した。今回の内容は、「介護従事者処遇改善臨時特例交付金(仮称)に係る第1号保険料分のイメージ(案)」に関するもの(p1参照)。
介護従事者処遇改善臨時特例交付金(仮称)は、政府・与党が打ち出した「生活対策」で、介護報酬改定等で介護従事者の処遇改善を図ることを受け、それに伴う介護保険料の急激な上昇を抑制するための財政措置として予定しているもの。
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