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資料2:看護師等(看護職員)を巡る状況に関する追加資料 (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33854.html
出典情報 医道審議会保健師助産師看護師分科会看護師等確保基本指針検討部会(第2回 7/7)《厚生労働省》
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令和4年度「医療専門職支援人材確保・定着支援事業」

看護補助者へのタスクシフト/シェア及び看護補助者の働きやすい職場環境構築【徳島大学病院】
背景・目的
・医師の働き方改革に伴う役割拡大、及びコロナ禍での緊張感、疲労感増大により、看護師の業務負担が大きくなっている。
・看護師から他職種へのタスク・シフト/シェアが重要となるが、単なるマンパワー不足の解消だけでなく、看護補助者の働き方や業務内容そのものの見直しが必要であった。
・診療報酬改定により、看護補助者の雇用は、タスク・シフト/シェアの実現のみならず経営面においても重要なことから、丁寧に取組を開始した。

取り組み内容

B.看護チームにおける各職種の役割、責任の明文化
各職種、職位の役割と責任を明文化し、
全てのメンバーが各々の職責を果たす体制を構築

A.看護師からのタスクシフト/シェア
①看護アシスタント(夜間に働く看護補助者)を採用
②看護師の判断、指示を基にタスク・シフト/シェア
③業務フローの整理、見直し

C.働きやすい職場づくり
看護補助者を看護チームの一員として優しく、
丁寧に指導するよう、受入態勢を整備

看護補助者

①タスク・シフト/シェア

看護
助手

看護職



②タスク・シフト/シェア
看護
アシスタント

病棟
クラーク

③業務フローの整理、見直し
・プロジェクトチームの発足
・看護師の指示の下、看護補助者が単独で実施する項目と
看護師が共同して実施する業務を分け具体的に示した。
・周辺業務(生活環境に関わる業務・診療に関わる周辺業務)と
直接ケア業務(日常生活に関わる業務)を病棟クラーク、
看護助手、看護アシスタントで役割分担を行った。

効果(看護アシスタント導入効果)
・夜間の人手が増えることにより看護師の負担軽減に繋がるだけでなく、入院患者にとってもより安全な環境を提供できている。

・安定的な人員配置にも繋がり、病院経営にも好影響を与えている。
・医療系学生からも応募があるため、臨床現場を体験することによる教育的効果が期待でき、病院の今後の人材育成に役立つなど、 双方向のメリット
が見込まれる。

今後の展望
・具体的なアウトカム(転倒・転落インシデント件数の減少、超過勤務時間の減少など)を示していく。
・看護補助者の教育プログラムの充実、実践ラダーの構築を予定している。
「令和4年度医療専門職支援人材確保・定着支援事業

医療専門職支援人材の確保・定着のための手引書 好事例集」より厚生労働省医政局看護課にて作成

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