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資料2:看護師等(看護職員)を巡る状況に関する追加資料 (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33854.html
出典情報 医道審議会保健師助産師看護師分科会看護師等確保基本指針検討部会(第2回 7/7)《厚生労働省》
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令和4年度

医療専門職支援人材確保・定着支援事業

看護部による求職者の適性評価と業務の細分化・明確化による本人の適性に合わせた配置【富山県立中央病院】
背景・目的

採用・配置を看護部主体で直接行うことになり、以下の様々な取組に繋がった。

取り組み内容
A.看護部による求職者の適性評価
看護管理者が選考を行うことで、選考時に求職者の資質や
特性を確認し、ミスマッチによる離職を防いでいる。

C. 働きやすい勤務時間の整備
・ 看護師長が年2回の面談を実施し、勤務する曜日・時間に関する要望を全て聞き入れている。
また最低条件についても以下のように自由度を高く設定した。
○子育て期の女性は就業時間を「8:00 ~20:00のうちの4時間以上」
○勤務時間を「最短5時間/週~最長35時間/週」
・年2回、希望があれば異動を聞き入れている。
・病棟に複数名の看護補助者を配置し病棟間の協力体制 をとっているため、急な欠勤が出た
場合も皺寄せが大きくなりにくく、休みを取りやすい環境となっている。
D.看護助手ワーキングの取組

B.業務の細分化・明確化による
本人の適性に合わせた配置

・看護師長が看護助手ワーキングとして業務改善に取り組んでいる。
・看護補助者の要望に応えるような研修を実施している。

・「看護補助者」を院内の主要業務ごとに看護補助者、看護助手、
看護助手(事務)の3種類に区分し、求人票の記載内容も変えて別
枠の採用を行っている。
・主要業務を区分することで、求職者は自身の意思や適性に合っ
た仕事を選ぶことが出来ている。
・看護師の事務作業を補助する看護助手(事務)の業種を新設した。
・各業種でユニフォームを分け、一瞥して区別可能とした。

調査を行い、業務移譲の状況確認した
ところ、当初は配置の問題から業務間
で担当業務を差別化できていなかった
が、マニュアルやチェックリストの作
成等による、各業種の特徴が顕在化し、
各業種の棲み分けが進んでいる。

○個々の求職者の適正に合った業務が行えている。

成果・効果

○事務的に面接を行うと不合格となってしまう求職者(実年齢は高齢だが健脚で搬送などが可能な方、人間関係の構築に難があるが特定の仕事であれば問題
なく従事できる方等)を含めて採用することが出来ている。
○高い定着率(平均勤務年数6.3年。最高勤務年数17年)が確保出来ている。
「令和4年度医療専門職支援人材確保・定着支援事業

医療専門職支援人材の確保・定着のための手引書 好事例集」より厚生労働省医政局看護課にて作成

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