４．就労継続支援Ａ型におけるスコア方式による基本報酬の算定等に関する調査（結果概要）
１．調査目的
○令和３年度から導入したスコア方式による基本報酬の算定に関して、スコアの算定に関する実態について調査し、次期報酬改定及び今後の
適切な評価項目等の設定に当たっての検討材料とするもの。

２．調査対象等
○全国の就労継続支援Ａ型事業所（4,232事業所）から、1,000事業所を無作為抽出
送付数
1,000

未達・休廃止等
13

客体数

回収数
987

回収率
481

48.7%

有効回答数
452

有効回答率
45.8%

３．調査結果のポイント
○就労継続支援Ａ型の令和４年度の基本報酬区分の届出内容について聞いたところ、「労働時間」のスコア（１日の平均労働時間）は、「４
時間以上４時間30分未満：40点」が49.6%となっている。「生産活動」のスコア（前年度及び前々年度における生産活動収支の状況）につ
いては、「前年度及び前々年度、生産活動収支が、利用者に支払う賃金の総額未満である：５点」が43.4%となっている。
○「多様な働き方」のスコア（多様な働き方に係る制度整備及び実施状況）の算定対象項目は、「時間を単位として有給休暇を付与又は計画
付与制度の取得に関する事項」の評価値２が多くなっている。
○「支援力向上」のスコア（安心な職場環境の基礎となる支援力向上の取組）の算定対象項目は、「職員の研修に関する計画に基づく障害者
雇用、障害者福祉その他障害者就労に関する外部研修会等の参加又は外部講師による内部研修会の開催状況」が多くなっている。
○「地域連携活動」のスコア（地域連携活動の実施状況）については、「算定している」が65.7%、「算定していない」が24.6%となってい
る。
○平成29年度～令和３年度の５年間における、経営改善計画の作成状況を聞いたところ、令和３年度では「作成した」は48.2%となっている。
「作成した」の割合は年々低下傾向が見られる。

14