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ヒアリング資料2 全国身体障害者施設協議会 (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34279.html
出典情報 障害福祉サービス等報酬改定検討チーム(第31回 7/25)《厚生労働省》
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令和6年度障害福祉サービス等報酬改定に関する意見等(詳細版)
(2)障害の進行、重度・重複化への対応 <視点1、2、4>
意見1:通院対応を評価する加算の新設
【意見・提案を行う背景、論拠】
本会会員施設では、多くの医療を必要とする利用者が入所され、施設内で質の高い医療的ケアを行っていることに
加え、近年、さまざまな受診機関や診療科に通院しなければならない利用者が増加しています。
通院には、運転手の他に生活支援員や看護職員が1対1で付き添う必要があり、医療機関から看護職員の付き添い
を条件とされることも少なくない状況であり、人員配置を厚くしても施設ケアに支障が生じています。

【意見・提案の内容】
通院に関する評価は基本報酬に含まれていると説明を受けているが、改めて障害者支援施設の通院にかかる人的・
物的負担の実態を把握し、実態に見合った基本報酬の引き上げや通院体制を評価する加算の新設、さらには通院支
援に関する外部サービス(移動支援等)の利用が可能となるよう、柔軟な対応をお願いしたい。

【データ】
・利用者の状態
データ:医療的ケアの実施状況(複数回答あり)(7ページ参照)
⇒判定スコアが最も高い「人工呼吸器の管理(10点)」が必要な方は56施設(会員の約10%)に103人。
⇒判定スコアが8点の「経管栄養(経鼻胃管、胃瘻、経鼻腸管、経胃瘻腸管、腸瘻、食道瘻)」は360施設(会
員の約70%)に2,201人、「吸引(口鼻腔、気管内吸引)」は289施設(会員の約60%)に1,357人。
データ①:実利用者数(現員)の障害支援区分、年齢階級の状況
⇒利用者のうち、障害支援区分5以上の方は88.1%、50歳以上の方は78.8%。
⇒障害の進行や重度・重複化によって、区分6の利用者層が広がっている。
・通院の実態
データ②:通院対応の状況
⇒1か月あたり、総通院回数の平均は30.9回、通院日数の平均は14.2日。
⇒1日あたり、通院利用者数の平均は2.0人、対応時間の平均は147分、対応する職員数は1.8人。
データ③:通院に対応する職員の状況
⇒看護職員の対応が中心だが、時間帯や状況によって、通院対応に事務職員(16.1%)やその他職員
(25.6%)があたらざるを得ない施設もある。

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