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入院・外来医療等の調査・評価分科会におけるこれまでの検討状況について検討結果(中間とりまとめ)(案) 入-1参考4 (65 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00209.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和5年度第7回 9/14)《厚生労働省》
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オンライン診療の初診に適さない症状

診調組 入-1
5.7.20

○ 日本医学会連合による提言において、オンライン診療の初診に適さない症状については例えば以下のよ
うに示されている。発熱については重症化のリスク因子等がなければオンライン診療は可能とされている。
「⽇本医学会連合オンライン診療の初診に関する提⾔(2022 年 11 ⽉ 24 ⽇版)」より抜粋
Ⅰ 内科系の症状
1.緊急性により初診からのオンライン診療に適さない状態
(1) 呼吸器系の症状
ア 急性・亜急性に⽣じた息苦しさ、または呼吸困難 イ 安静時の呼吸困難 ウ 喀⾎(⼤量の⾎痰)
エ 急性の激しい咳 オ 喘鳴 カ 急性・亜急性に⽣じた嗄声
(2) 循環器系の症状
ア 強い、あるいは悪化する胸痛/胸部圧迫感 イ 突然始まる動悸 ウ 症状を伴う⾎圧上昇
(3) 消化器系の症状
ア 強い腹痛 イ 強い悪⼼/嘔吐 ウ 吐⾎ エ ⾎便/下⾎
(4) 腎尿路系の症状
ア 発熱を伴う腰痛、排便障害、下肢の症状を伴う腰痛
(5) その他
ア 強い痛み
2.情報量や対応⼿段の問題で初診からのオンライン診療に適さない状態
発熱、咳嗽、咽頭痛などのいわゆる「かぜ症状」のうち、下記の重症化のリスク因⼦に該当するもの→ 新型コロナウイルス感染症の拡⼤を受け
たオンライン診療の議論の出発点が、感染症患者が医療機関の待合室に集まることを回避することにもあるとすると、発熱こそまずオンラインで
診療すべきと考えられ、実際に実績の検証においても、初診からのオンライン診療の症状は発熱やかぜ症状が多い。⼀⽅、発熱の鑑別診断は、
範囲が広くそれぞれ評価が必要になってくるので、オンライン診療で⾏えることには限界がある。これらに鑑み、新型コロナウイルス感染者との曝
露、感染地域への渡航、重症化のリスク因⼦(下記参照)、重篤な症状がなければ、適切な⾃宅療養と対⾯診療のタイミングを指導し、オンライン
診療を⾏うことは可能と考える。
【重症化のリスク因⼦】
•⾼齢者(65 歳以上) • 慢性閉塞性肺疾患 • 慢性腎臓病 • 糖尿病 • ⾼⾎圧 • ⼼⾎管疾患 • 肥満(BMI 30 以上)
•数⽇間で進⾏する体重減少⼜は増加、浮腫•持続性または増加傾向の⾎痰

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