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【資料3】口腔・栄養 (58 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35162.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第224回 9/15)《厚生労働省》
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現状と課題
<現状と課題>
◼ 口腔においては、介護報酬における主な評価として、施設系サービスにおいては歯科衛生士の介入を口腔衛生管理
加算として評価されているところ。通所サービス等においては口腔機能向上加算として、口腔機能の向上のための
専門職の介入を評価しているところ。
◼ 栄養においては、介護報酬における主な評価として、施設系サービスや通所サービスにおいて栄養マネジメント強
化加算や栄養アセスメント加算として、利用者全員への丁寧な栄養ケアを促進している。

◼ 令和3年度介護改定では口腔・栄養において主に以下を実施したところである。
① 通所・居住系等のサービスについて、介護職員等が実施可能な口腔・栄養スクリーニングを評価する加算を創設。
② 施設系サービスについて、基本サービスとして口腔衛生の管理体制を整備することを求めた。
③ 施設系サービスについて、基本サービスとして栄養管理の体制を整備し、入所者全員への丁寧な栄養ケアの実施
や体制強化等を評価する加算を創設。
④ 通所サービスについて、管理栄養士が多職種と共同して栄養アセスメントを実施して栄養改善が必要な者を的確
に把握し、適宜利用者等の相談に応じて適切な栄養管理を行うことを評価する加算を創設。
◼ 歯科専門職種の介護における就業者数は少なく、口腔管理の充実のためには歯科医療機関との連携が重要である。
◼ 利用者の口腔に関する情報提供を行った介護支援専門員は約3割と少なく、介護支援専門員から、歯科医師・歯科
衛生士に情報提供を依頼し、実際に情報提供を受けた割合は約5割であった。
◼ 歯科医師が歯周病の管理が必要と判断した高齢者の割合は、在宅療養者で31.4%であったが、実際に歯科医療を受
けた割合は、2.3%と少なかった。
◼ 居住系サービスの認知症対応型共同生活介護において、歯科治療や口腔清掃が必要な状態の利用者がいるにも関わ
らず、利用者の54.0%は定期的な口腔アセスメント及び歯科衛生士による口腔衛生管理を受けていなかった。

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