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04 資料1-2 MSD株式会社提出資料 (29 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36248.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第21回 11/9)《厚生労働省》
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【海外データ︓ベルギー】

ベルギーにおけるPCV導⼊後の⾎清型別IPD罹患率の推移(2歳未満児)
ベルギーでPCV7およびPCV13導⼊後に、それぞれのワクチン含有⾎清型による2歳未満児のIPD罹患率は減少した。
PCV13からPCV10*へ切り替え後、PCV10には含有されていない⾎清型の1つである19AのIPDの再流⾏がみられ、
PCV10導⼊後の⾎清型19AによるIPD罹患率は、PCV13導⼊後より上昇した。
︵ 例数
/

罹患率

歳未満⼈⼝

2

万⼈当たり︶

10

45

PCV7導⼊

PCV10導⼊
(フランドル地⽅)

PCV13導⼊

PCV10導⼊
(ベルキー全域)

PCV7含有⾎清型
PCV10含有、⾮PCV7含有⾎清型
⾎清型3
⾎清型6A
⾎清型19A
⾮PCV13含有⾎清型

40
35
30
25
20



15
10
0

2007

2008

* PCV10︓沈降10価肺炎球菌結合型ワクチン

2009

2010

2011

2012

2013

2014

2015

2016

2017

⾎清型19AによるIPD罹患率︓
† p値<0.0001
PCV10期(2017~2018年) vs.
PCV13期(2013〜2014年)
対数リンクモデル

2018 (発⽣年)

PCV7含有⾎清型:4,6B,9V,14,18,19F,23F
PCV10含有⾎清型:4,6B,9V,14,18,19F,23F,1,5,7F
PCV13含有⾎清型:4,6B,9V,14,18,19F,23F,1,5,7F,3,6A,19A

対象と⽅法 ︓ベルギーでは2007〜2016年に、⼩児期の予防接種でPCV7、PCV13、PCV10の順で導⼊された。ベルギーのNational Reference Centre for Streptococcus pneumoniaeで2007
〜2018年に収集したIPD分離株3384株をもとに、初期PCV7期(2007〜2008年)、PCV7期(2009〜2010年)、初期PCV13期(2011〜2012年)、PCV13期(2013〜
2014年)、PCV13–PCV10期(2015〜2016年)、およびPCV10期(2017〜2018年)の各期間における⼩児IPD罹患率、⾎清型分布などについて検討した。
Limitation ︓本サーベイランスは、すべてのデータを回収できていないため罹患率が過⼩評価されている可能性がある。肺炎球菌は⾃然変動を考慮する必要がある。PCVの切り替え
29
時期はすべての地域で同じではなかった。
Desmet S, et al. Lancet Infect Dis. 2021;21(1):127-136.
VNV23SS0533