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資料2 肝炎対策の国及び各自治体の取組状況について (80 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24446.html |
出典情報 | 肝炎対策推進協議会(第29回 3/18)《厚生労働省》 |
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肝炎研究10カ年戦略の見直しについて
背景
○ 「肝炎研究10ヵ年戦略」に基づき、肝炎に係る研究を行っているが、令和3年度が最終年のため、内容を見直し、令和4年度以降
の肝炎研究に係る戦略を定めることが必要。
○ 令和3年3月1日の第20回肝炎治療戦略会議で議論いただいた見直し案を「中間とりまとめ」として、令和3年5月に公表。
肝炎対策基本指針と整合性の取れたものとするため、基本指針の改正を受けて、令和4年3月8日~10日に第21回肝炎治療戦
略会議を書面開催。
肝炎研究推進戦略(肝炎研究10ヵ年戦略の見直し案)の概要
1.課題
① B型肝炎 ○
○
○
創薬実用化に向けた研究は、一定の成果が得られているものの、実臨床への応用には至っていない。
創薬に資する研究は引き続き重点課題であり、B型肝炎からの発がん機序解明も課題。
② C型肝炎 ○
○
○
インターフェロンフリー治療によるSVR率は95%以上を達成し、肝硬変からの発がん率も目標に到達。
薬剤耐性ウイルスや非代償性肝硬変に対するSVR率の改善やウイルス排除後の発がん等が残された課題。
③ 非代償性肝硬変 ○
○
○
肝移植に代わる治療法がなく、臨床応用可能な抗線維化薬の開発が喫緊の課題。
肝硬変からの発がん割合が高いことから、早期に非侵襲的に線維化の評価を可能とする方法の確立が必要。
④ 肝がん ○
○
非ウイルス性肝疾患による肝がんが増加。肝発がん機序の解明に資する研究が生命予後の延長に必要。
2.目標
B型肝炎:核酸アナログ製剤治療によるHBs抗原陰性化率の改善(現状約3%→約5%)。
C型肝炎:慢性肝炎、代償性肝硬変におけるSVR率の改善(現状約95%以上→100%)、
非代償性肝硬変におけるSVR率の改善(現状約92%→約95%)。
非代償性肝硬変:2年生存率の改善(Child Pugh Bは現状約70%→約80%、Child Pugh Cは現状の約45%→約55%)。
肝がん:年齢調整罹患率の改善(現状約13%→約7%)。
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背景
○ 「肝炎研究10ヵ年戦略」に基づき、肝炎に係る研究を行っているが、令和3年度が最終年のため、内容を見直し、令和4年度以降
の肝炎研究に係る戦略を定めることが必要。
○ 令和3年3月1日の第20回肝炎治療戦略会議で議論いただいた見直し案を「中間とりまとめ」として、令和3年5月に公表。
肝炎対策基本指針と整合性の取れたものとするため、基本指針の改正を受けて、令和4年3月8日~10日に第21回肝炎治療戦
略会議を書面開催。
肝炎研究推進戦略(肝炎研究10ヵ年戦略の見直し案)の概要
1.課題
① B型肝炎 ○
○
○
創薬実用化に向けた研究は、一定の成果が得られているものの、実臨床への応用には至っていない。
創薬に資する研究は引き続き重点課題であり、B型肝炎からの発がん機序解明も課題。
② C型肝炎 ○
○
○
インターフェロンフリー治療によるSVR率は95%以上を達成し、肝硬変からの発がん率も目標に到達。
薬剤耐性ウイルスや非代償性肝硬変に対するSVR率の改善やウイルス排除後の発がん等が残された課題。
③ 非代償性肝硬変 ○
○
○
肝移植に代わる治療法がなく、臨床応用可能な抗線維化薬の開発が喫緊の課題。
肝硬変からの発がん割合が高いことから、早期に非侵襲的に線維化の評価を可能とする方法の確立が必要。
④ 肝がん ○
○
非ウイルス性肝疾患による肝がんが増加。肝発がん機序の解明に資する研究が生命予後の延長に必要。
2.目標
B型肝炎:核酸アナログ製剤治療によるHBs抗原陰性化率の改善(現状約3%→約5%)。
C型肝炎:慢性肝炎、代償性肝硬変におけるSVR率の改善(現状約95%以上→100%)、
非代償性肝硬変におけるSVR率の改善(現状約92%→約95%)。
非代償性肝硬変:2年生存率の改善(Child Pugh Bは現状約70%→約80%、Child Pugh Cは現状の約45%→約55%)。
肝がん:年齢調整罹患率の改善(現状約13%→約7%)。
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