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参考資料7 全国B型肝炎訴訟原告団・弁護団と大臣の定期協議に係る議事録(令和3年度) (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24446.html
出典情報 肝炎対策推進協議会(第29回 3/18)《厚生労働省》
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続けることはできません。
私たちがどの県、どの地域に住んでいても、標準的な治療が受けられるように、地域間
格差をなくしていただけるように切に要望いたします。
私からは以上になります。
○奥泉

伊藤さん、ありがとうございました。

そうしましたら、今の点について、大臣のほうからお答えいただければと思います。よ
ろしくお願いいたします。
○厚生労働大臣

今ほど、全国どこにおられても肝炎に対する治療がやはり適切に行われ

るようにというようなお言葉だったと思います。医療の均てん化といいますか、これは大
変重要なことだと私どもも思っておりますが、御紹介いただいたような事例があること自
体、私も大変驚くことでございまして、都道府県でありますとか、また、拠点病院が十分
に理解をされていないということがあるとすれば、これは大変残念なことだと思います。
実態をよりよく知っていただくということが大変重要でありますので、皆様方の意見を伝
える機会、こういうようなものを設けてほしいというような御要望だったと思いますが、
ちょうど現在、肝炎対策基本指針の見直しの検討いただいている推進協議会のほうで御議
論いただいていると承知をいたしております。
こういう実態があるということを都道府県でありますとか、拠点病院としっかりと共有
していくこと、これが大変重要だと思っておりますし、そういうことをそれぞれが理解す
ることにおいて、均てん化というものを進めていかれると思っております。いずれにいた
しましても指針のこの議論というものが、皆様方が 御主張されているような方向に進んで
いくこと、これは私も期待をいたしておるところであります。引き続き推進協議会で御議
論をいただき、また、その中において皆様方の御意見がしっかりと反映をしていけるよう
に、我々も医療の均てん化に向かって取り組んでまいりたいと思います。
多分言われている話は都道府県でありますとか、拠点病院の主催する拠点病院連絡協議
会等において、肝炎患者の意見が反映されるように、つまりそれぞれの 都道府県の中の医
療の現場を担う方々の協議会の中において、皆様方のこういう現状があるよということが
ちゃんと議論として上がるようにというお話だったと思っておりますので、そのような方
向で議論が進むように、我々もしっかりと対応してまいりたいと思っております。
○奥泉

ありがとうございます。

今の大臣のお答えについて、さらに質問なり御意見はありますでしょうか。
○小沢

弁護団の小沢です。

一つだけ、伊藤さんは原告団として様々な同じ立場の肝炎患者の現状、あるいは患者会
の活動を通じてそれを知ったのですが、私たちは弁護団なので、もちろん個々の 患者さん
のプライバシーを前提としながら、様々な医療実態 を実は知っているのです。その中で、
例えばこういう都会でもこのような医療の格差があるとかという実態が相当にあります。
これは全国の弁護団の偽らざる心境であります。弁護団としてもぜひ医療の均てん化とい
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