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参考資料7 全国B型肝炎訴訟原告団・弁護団と大臣の定期協議に係る議事録(令和3年度) (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24446.html
出典情報 肝炎対策推進協議会(第29回 3/18)《厚生労働省》
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づいた感染対策の充実が進んでいます。
しかし、歯科では、標準予防策の理解や実践が徹底されていないため、 以前より減った
とはいえ、B型肝炎患者に対する診療拒否や不合理な個別対応がまだまだ残っています。
歯科は口腔内での出血を伴う治療が多く、標準予防策の不徹底には感染していない患者さ
んにとっても、医科での採血時の感染リスクよりも大きなリスクがあると思います。
そこで、次の2点を求めます。
1点目、歯科での口腔内における医療器具の患者ごとの交換、滅菌等に必要な費用が積
算され、それが診療報酬で評価されていることが説明されるべきです。また、仮に不足し
ている場合には、相応の財政的措置が執られるべきです。少なくとも歯科診療の現場にお
いて、標準予防策の100%実施に対する事実上の障害がないかを調査の上、障害が存在する
場合には、財政面も含め必要な対策を取ってください。
2点目、標準予防策について歯科医師の認識が向上しつつあるものの、2018年度の調査
でも「認識している」との回答が60.7%で、いまだ不十分であることが示されています。
1日も早く医療の専門家である歯科医師の標準予防策の理解を100%にしていただく必要
があります。次年度の新施設基準に関連づけられた研修では、この点を重視した内容にし
てください。また、研修において、原告団・弁護団及びその作成に係るパンフレット等の
活用を図ってください。
田村大臣、全ての患者がいつでもどこでも安全安心な治療受けられる歯科治療を実現し
てください。また、感染症患者が気兼ねなく歯科医療を受けられる社会にしてください。
どうぞよろしくお願いいたします。
以上です。
○奥泉

大山さん、ありがとうございました。

歯科における予防策の実施について、2点質問がありました。
大臣、よろしくお願いします。
○厚生労働大臣

ありがとうございます。

今御要望がございました歯科の外来診療についてですが、歯科の場合、日常的に唾液、
ま た は 治 療 等 々 で 血 液 等 々 に 触 れ る 環 境 下 で ご ざ い ま す の で 、 そ の 中 に お い て 多 く の器
具・機械等々を使われるということで、院内感染対策は大変重要だと我々も考えておりま
す。そういう意味で、平成30年の診療報酬改定で適切にこれを評価しなくてはいけないと
いうことで、初診・再診料の中で、これをプラスという形で対応をさせていただきました。
具体的には、常勤歯科医師に対する研修の実施や、院内感染防止対策につき十分な機器
を保有すること等を施設基準に新たに設定をし、初診・再診料という基本的な診療報酬を
プラスさせていただいたということであります。
併せて、令和2年の診療報酬改定におきましても、さらにこれを強化させていただきま
して、関係学会が策定する院内感染防止対策の指針が改定され、器具等の滅菌に係る一定
の取組の充実が盛り込まれていることから、院内の関係職員全員を対象とした器具の滅菌
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