等の院内感染防止対策に関する研修の実施を要件とした上で、初診料にさらに 10点、再診
料にさらに２点の大幅な引き上げをさせていただき、院内での感染対策というものをしっ
かりとやっていただくという形にさせていただいております。
なお、十分かどうかということに関しましては、令和２年の診療報酬改定の影響につい
ての検証を行うこととしておりまして、その中で実態を確認しながら、関係者の御意見も
いただきながら、中医協での議論を踏まえて、今後、また対応をさせていただきたいと思
っております。
御指摘のとおり、やはり歯科というものは感染症対策をやっていただかないと、直接体
液に触れるというような治療でございますので、そこはしっかり我々も注意をさせていた
だいております。一方で、コロナの中においては、歯科医療での大幅なクラスターという
のはほとんど出ていないということでございますので、 しっかりと感染症対策を今も進め
ていただいていると思っております。いずれにいたしまして も、実態のほうをしっかりと
我々も把握しながら、さらなる改善点があれば、進めてまいりたいと思っております。
それから、２番目の点でございます。全ての歯科医療機関において標準予防策を含む院
内感染防止対策の徹底は非常に重要であると考えておりまして、同一の認識です。先ほど
来おっしゃられました肝炎患者の皆様方が治療をなかなか受けられないというような、そ
ういうお困りのお声もある中において、もちろん歯科医師もしっかりとお持ちいただいて
いる方はたくさんおられると思いますけれども、さらなる普及といいますか、啓発のほう
を進めていかなければならないと思っております。
日常診療で重要と思われる院内感染予防策については 、平成31年の３月に、一般歯科診
療所の院内感染対策に係る指針を取りまとめまして、周知させていただいているところで
あります。また今ほど来、Ｂ型肝炎ウイルスの特徴等々をしっかりと御理解いただくとい
う意味で、歯科医療関係者感染症予防講習会において、Ｂ型肝炎ウイルスに対するいろい
ろな内容といいますか、そういうものを講習会にて実施しておるところであります。この
ような研修への歯科医療従事者の積極的な参加が重要であると思っておりますので、これ
は都道府県を通じて、しっかりと周知をさせていただいているところでありますが、さら
に徹底してまいりたいと思います。
併せて、パンフレットのお話がございました。御提案いただいておりますパンフレット
の活用について、例えば歯科医療関係者感染症予防講習会の場での周知などが考え られる
と思いますので、これを積極的に検討させていただきたいと思っております。
大変重要な点、御要望をいただきました。我々もしっかりと対応してまいりたいと思い
ます。ありがとうございます。
○奥泉

ありがとうございます。大変詳しくお答えいただきました。

それでは、原告団・弁護団のほうから、御意見なり御質問はありますか。
○武藤

福岡の武藤と申します。大臣、どうもありがとうございます。

感染防止の予算のことにつきましては、これまでも熱心に取り組んでいただいていて、
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