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新興・再興感染症研究基盤創生事業の中間評価結果(案) (29 ページ)
出典
公開元URL | https://www.lifescience.mext.go.jp/2024/02/112060221.html |
出典情報 | 科学技術・学術審議会 研究計画・評価分科会 ライフサイエンス委員会 (第112回 2/16)《文部科学省》 |
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されており、
「健康・医療戦略」では、BSL4 施設を中核とした感染症研究拠点に対する研究
支援や、感染症流行地の研究拠点における疫学研究及び創薬標的の探索等、予防・診断・治
療に資する基礎的研究等の研究開発の推進が示されている。
本事業は、感染症流行地の研究拠点における基礎的研究や BSL4 施設を中核とした研究等
の研究開発等を推進しており、本事業における高度な研究は企業が容易に真似できるモノ
ではなく、研究活動の更なる発展が期待される事業であると判断される。また、日本政府
の国際的に脅威となる感染症対策の方針に則った事業であると判断される。
上記の内容から、本事業は第6期科学技術・イノベーション基本計画等にも貢献してい
ると判断できる。
(4)事前評価結果時の指摘事項とその対応状況
<指摘事項>
本事業は病原微生物を取り扱うものであることから、バイオセーフティ・バイオセキュ
リティ等に係る関係法令や指針等を遵守し、倫理面の配慮を行うとともに、その取扱いに
ついて対外的に分かりやすい説明に努める。
<対応状況>
バイオセーフティ・バイオセキュリティに関しては、本事業の公募要領や研究契約にお
いて、法令・ガイドライン・倫理指針等の遵守について適切な対応を求めている。
また、BSL4 拠点形成研究においては、長崎大学にて地域連絡協議会(長崎大学における
感染症研究拠点整備に関する地域連絡協議会及び長崎大学高度感染症研究センター実験棟
の運用に関する地域連絡協議会)や広報紙(BSL-4 Report や感染症ニュース)を通じて、
対外的に分かりやすい説明を継続的に行っている。
(5)今後の研究開発の方向性
本課題は「継続」、「中止」、「方向転換」する(いずれかに丸をつける)。
理由:
新興・再興感染症や国外において多数の患者発生が見られる感染症について、現地でな
くては得られない情報や検体へのアクセス、現地と協力して研究することで得られる科学
的成果及び国際的な交流や人材育成は、我が国における感染症対策において必須なもので
ある。日本国内ではアクセスできない検体、臨床情報等や、現地のカウンターパートとの
共同研究による研究成果等や、それらも活かした研究成果が期待される海外拠点研究領域
及び海外拠点活用研究領域における研究、トレンドをとらえた多分野の研究者との連携に
基づく幅広い研究推進、BSL4 施設における研究や人材育成等は、我が国における感染症研
究において意義が大きいと評価できる。
本事業における高度な研究は企業が容易に真似できるモノではなく、今回の中間評価で
示された成果は、多分野の研究者や海外の研究者との連携を活用しながらアカデミアの研
究者が地道に研究を積み重ねているからこその賜物である。研究活動を更に今後発展させ
ることが期待される。
上述のように、本事業の「必要性」、
「有効性」及び「効率性」についてはいずれも高く評
価できる。また、海外拠点研究領域を中心に我が国の感染症研究にとって貴重な財産であ
ると同時に、感染症研究の裾野を広げ、将来に向けて感染症研究の新たな方向性を示して
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「健康・医療戦略」では、BSL4 施設を中核とした感染症研究拠点に対する研究
支援や、感染症流行地の研究拠点における疫学研究及び創薬標的の探索等、予防・診断・治
療に資する基礎的研究等の研究開発の推進が示されている。
本事業は、感染症流行地の研究拠点における基礎的研究や BSL4 施設を中核とした研究等
の研究開発等を推進しており、本事業における高度な研究は企業が容易に真似できるモノ
ではなく、研究活動の更なる発展が期待される事業であると判断される。また、日本政府
の国際的に脅威となる感染症対策の方針に則った事業であると判断される。
上記の内容から、本事業は第6期科学技術・イノベーション基本計画等にも貢献してい
ると判断できる。
(4)事前評価結果時の指摘事項とその対応状況
<指摘事項>
本事業は病原微生物を取り扱うものであることから、バイオセーフティ・バイオセキュ
リティ等に係る関係法令や指針等を遵守し、倫理面の配慮を行うとともに、その取扱いに
ついて対外的に分かりやすい説明に努める。
<対応状況>
バイオセーフティ・バイオセキュリティに関しては、本事業の公募要領や研究契約にお
いて、法令・ガイドライン・倫理指針等の遵守について適切な対応を求めている。
また、BSL4 拠点形成研究においては、長崎大学にて地域連絡協議会(長崎大学における
感染症研究拠点整備に関する地域連絡協議会及び長崎大学高度感染症研究センター実験棟
の運用に関する地域連絡協議会)や広報紙(BSL-4 Report や感染症ニュース)を通じて、
対外的に分かりやすい説明を継続的に行っている。
(5)今後の研究開発の方向性
本課題は「継続」、「中止」、「方向転換」する(いずれかに丸をつける)。
理由:
新興・再興感染症や国外において多数の患者発生が見られる感染症について、現地でな
くては得られない情報や検体へのアクセス、現地と協力して研究することで得られる科学
的成果及び国際的な交流や人材育成は、我が国における感染症対策において必須なもので
ある。日本国内ではアクセスできない検体、臨床情報等や、現地のカウンターパートとの
共同研究による研究成果等や、それらも活かした研究成果が期待される海外拠点研究領域
及び海外拠点活用研究領域における研究、トレンドをとらえた多分野の研究者との連携に
基づく幅広い研究推進、BSL4 施設における研究や人材育成等は、我が国における感染症研
究において意義が大きいと評価できる。
本事業における高度な研究は企業が容易に真似できるモノではなく、今回の中間評価で
示された成果は、多分野の研究者や海外の研究者との連携を活用しながらアカデミアの研
究者が地道に研究を積み重ねているからこその賜物である。研究活動を更に今後発展させ
ることが期待される。
上述のように、本事業の「必要性」、
「有効性」及び「効率性」についてはいずれも高く評
価できる。また、海外拠点研究領域を中心に我が国の感染症研究にとって貴重な財産であ
ると同時に、感染症研究の裾野を広げ、将来に向けて感染症研究の新たな方向性を示して
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